過去ログ - 【艦これ】提督「バリバリ最強No.2」
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4:名無しNIPPER[sage]
2015/01/25(日) 00:41:07.75 ID:jYCVPHBVo
三人目は綾波型九番艦、駆逐艦漣。

周りからは変わり者と言われ、彼女に好意を寄せる艦娘は殆ど居なかったと言われている。

提督を提督・司令官とは呼ばずにご主人様、と呼ぶのも他の艦娘には理解を及ぼさない原因となった。

普段からこんな調子のため、戦闘時もその風変わりな発言や行動が災いし、仲間達との連携が計れずに一艦隊を

瀕死の状態へと追いやる事態が発生する事になる。

これを好機とし、当時漣が所属していた鎮守府の提督は、厄介払いをする意味で責任を取らせる名目で漣をこの

ハズレ鎮守府へと左遷させた。

最後の四人目は朝潮型三番艦、駆逐艦満潮。

常に罵詈雑言が絶えない、そんな感じの艦娘。と言うのが提督の第一印象だった。

満潮はハズレ鎮守府に来る前は西方にある鎮守府の第一水雷戦隊の一員として大活躍をしていたと聞く。

前線で戦果を上げる事に至高の喜びを得ていた様で、入渠後早々に戦地へ戻ろうとしたりと何かとじゃじゃ馬が

過ぎていた面もあったようだ。

ある日、敵泊地目前という所で身内の艦隊に損害が出てこれ以上の進軍が難しいと言う局面に立った。

だが敵は目前、ここで叩かなければ直に雲隠れされ、次に出会う頃には再び戦力を整えられてしまう。

進軍すべきと進言する満潮に対し、水雷戦隊旗艦はこれを拒否、だが提督からの命令は追撃せよとの事だった。

提督からの命令は絶対。

水雷戦隊旗艦は苦虫を噛み潰したような表情でそれでも了解と呟き、大破する仲間を囲うようにして進軍した。

やがて岩礁の陰に身を潜める残存部隊を発見し、追撃に出るも満潮が突出しすぎ、大破していた艦娘が絶好の的

として集中砲火を浴びる結果となり、更にはその護衛をしていた二人の駆逐艦娘も共に被害を被り、結果として

三名轟沈、二名中破、一名小破というとんでもない結果で帰投する事になった。

提督の命令なのだから仕方がない、そう思っていても水雷戦隊旗艦は自らに及ぶ責任から逃れる為に満潮を出汁

に使い、責任転嫁をした。

陣形を保ち、無理に前に出るような勇み足さえなければ時間は掛かっても確実に全員無事で戻る事が出来た。

今回の失態は満潮による独断行動による弊害であった、そう証言したのだ。

結果として提督はこれを鵜呑みにし、満潮は解体処分こそ免れたものの厳罰としてこのハズレ鎮守府へと左遷さ

せられる羽目になったのだ。


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