過去ログ - 武内P「あなたのお名前を」芳乃「わたくしはー」
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10:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:37:19.17 ID:1ScxNNNj0

その時ふと武内Pと仁美は、いつの間にか視界の片隅で見えていた少女の幻がいなくなっている
ことに気付く。

仁美「あれ? そういえばさっきからあの子が見えないような……」

武内P「まさか、こんな時に……?」

集落まで辿りつけたのも少女の幻の案内があったお陰で有り、その幻が見えなくなって
しまったのであれば、当の本人を見つけられる可能性はなくなるに等しい。
それどころかこのタイミングで見えなくなったということは、少女の幻はこの場所に武内P達を
呼び寄せるための罠だった可能性すら出てくるのだ。

あやめ「そんな、お二人の見ている幻だけが今の状況を打開出来る鍵だというのにそれが……?」

言いかけて、窓から外を見れる位置にいたあやめは気付く。

仁美「……あやめっち?」

あやめ「武内殿、仁美殿。お二人の見ていた子というのは、鮮やかな着物に頭にリボンでしたか」

窓の外を驚いた顔で見るあやめは、二人にも分かるように自分の見ているものを指さす。武内Pと
仁美は釣られるように窓の外を見て、同じく驚愕の表情を見せた。

なぜなら、そこにいたのだ。武内Pと仁美が見ていた少女の幻が、3人を誘うように空中に。

仁美「あ、あれ、アタシ見間違えてないよね、あやめっちにも見えてるんだよね?」

あやめ「はい、くっきりと。ですがあの気配の薄さからして、あそこで見えているのも幻でしょうが」

仁美「でもなんで今更あやめっちにも見えるように? しかももう隅っこに映ってないし……」



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