過去ログ - 武内P「あなたのお名前を」芳乃「わたくしはー」
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18:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:49:38.90 ID:1ScxNNNj0

道具を壊さないようにしつつ少女の周りを一周した武内Pは、結界を壊して助けることは不可能だと判断する。
外から道具を壊したりするなど無理やりな介入をすれば力が暴走して少女が廃人になることも
考えられたからである。

仁美「武内プロデューサー、どうするの? このままじゃあやめっちがまずいよ!」

武内P「名前を思い出してもらいましょう」

仁美「名前?」

武内P「はい、名前には大きな力があります。この子はそれを奪われてここに縛られている」

武内P「ならば自らの名前を思い出しさえすれば、あとはこの子自身の力で抜けることが出来るはずです」

実際の所これはほとんど賭けに近い推論であり、そしてそんなものに頼らざるをえないほど、
状況は極めて不利であった。

??「ですからわたくしの名はー……依代……」

仁美「違う! 思い出して、本当の名前を!」

武内P(元から完全に違う名前にしてしまうと力は失われてしまう)

武内P(だとするなら依代の字のうちどちらかがこの子の本当の名前に使われているはずですが)

武内P(やはり厳しい物が……いえ、諦めていては浜口さんも助けられない)

今も自分達を信じて亡者たちを足止めしてくれているあやめのことを考えると、ここで迷っている
暇などあるわけがなく、そして判断が遅れれば遅れるほどに目の前を少女も助けることが
出来ない。そう思った時武内Pの身体は自然と札と紐で作られた結界の中へと進んでいた。



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