過去ログ - 武内P「あなたのお名前を」芳乃「わたくしはー」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:29:25.63 ID:1ScxNNNj0
山奥のとある小さな集落。そこの民宿の部屋の窓から夜空に浮かぶ大きな月を見上げてため息をついた
少女は、後ろに振り返りともに部屋に泊まる二人の人物を見る。

仁美「まさかこのこのご時世にテレビすらない所に泊まることになるってびっくりだねあやめっち」

あやめ「……っえ? あ、ああはい、えーと、スミマセン、なんですか?」

仁美「んもー、あやめっちなんだかさっきからピリピリしてるけどどうしたの?」

あやめと呼ばれた少女は先ほどから険しい表情を続けており、それは目の前の丹羽仁美と
部屋にいるもう一人の人物の行動を心配してのことであった。

あやめ「いえ、仁美殿と武内殿が見ているという女の子の幻の動きに誘われてここまで来ましたが」

あやめ「正直なことを言えば、あやめはすぐにでもここから立ち去るべきだとずっと考えておりまして」

あやめ「ここは、なんといいますか……土地の雰囲気や気の巡りといったものがおかしい気がするのです」

武内P「それは、自分も把握しています。ですが、どうしても」

あやめが不安がっている嫌な気配というものを同じく感じながらも、武内Pは視界の片隅でどこかへ
誘うかのように舞い続ける少女の幻に意識を向ける。
そもそも、岡山県での仕事を終えたはずのこの三人がこうして山奥の集落にまでやって来ているのも
その幻が視界に現れたことがきっかけなのである。


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