過去ログ - 武内P「あなたのお名前を」芳乃「わたくしはー」
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20:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:52:22.77 ID:1ScxNNNj0

再び爆ぜる音が聞こえ、結界の中には武内Pの血が溜まり始める。結界を形成している札や紐は
不思議な力でその血に染まることはないが、床に溜まっていく血の量は段々と無視できない量に
なっていく。
それでも武内Pは表情一つ変えずに少女と向き合い続ける。

武内P「思い出してください、あなたが本当に出来ることを」

武内P「それはきっと、ここでずっと座っていることではなく、もっと多くの人を笑顔に出来ることです」

??「わたくしがー……人を笑顔へとー……」

武内P「はい、あなたならきっと――ぐっ!」

仁美「プロデューサー! もう限界だって、早く出て!」

流れでた血は結界の外にいる仁美の元にたどり着くまでの量になっており、いくら丈夫な武内Pで
あってもこれ以上は命が危険である。それを分かった仁美は武内Pを結界の外に連れだそうとするが、
彼女の力では結界内のエネルギーに弾かれ腕を入れることすら出来ない。

??「ああそなたー……はやく出るのでしてー、このままではー……」

武内P「まだです、いま自分は困っています。目の前の女の子の名前を思い出させてあげられないことに」

??「……!」

武内P「それに外では自分を助けようと困っている子と、恐ろしい亡者と戦って困っている子もいます」

仁美「武内プロデューサー……」

??「あ……ああ……」

武内P「本当のあなたなら助けられるはずです。それとも、一生このまま人でないモノの道具でいるのですか」

??「それはー……違ってー……あう……う……」



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