過去ログ - 武内P「あなたのお名前を」芳乃「わたくしはー」
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9:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:36:03.51 ID:1ScxNNNj0

「明日……いいでしょう。ですが本日はもうお休みになられたほうがよろしいかと」

「食事も置いておきます故、どうぞ急がずに、ごゆっくりと」

「それでは、おやすみなさいませ……――」

女将が退出してからしばらくして、空気の重さに耐えれなくなった仁美が、なんとか
しようと残された料理を見てわざと大きな声で感想を言い出した。

仁美「ええーい! いつまでもくよくよしてらんない! とりあえずこの料理すごい美味しそう!」

そうして手をつけようとした途端、あやめがものすごい速さで仁美の前から料理を取り上げる。

仁美「ちょ、あやめっち!?」

あやめ「これは食べない方が良いと思います。恐らくは……」

部屋に飾られてあった観葉植物に料理の中にあった吸い物をかけてみると、恐ろしいことに
観葉植物は1分も経たない内に腐ってしまったではないか。

仁美「うえええ!? なにこれ、毒!? 今って戦国時代だっけ!?」

あやめ「やはりですか。武内殿、これは明日までここにいたら危険だと判断します」

武内P「ですが、幻を見せる女の子を見つけないことには……」

ここまで来た以上武内Pはどうしても女の子を見つけ出したいという気持ちがある一方、
巻き込む形になってしまった仁美とあやめの身の安全のために集落から出るべきだという
気持ちもあり、変化の少ない彼の表情にも珍しく焦りが感じられる。



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