過去ログ - モバマス・トークバトルショー 〜塩鉄論〜
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110:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 22:58:20.18 ID:ssGDS18C0
・読んでくださった方、ありがとうございました。

・前漢時代、武帝は対匈奴戦に衛青らを起用し、これを撃滅しました。
 その一方で軍事費により国庫が破綻しかけたため、桑弘羊は均輸平準法や専売等の政策を打ち出し、
 見事に財政再建を果たしました。

・昭帝の代において、民間の有識者たちがこれらの政策に苦言を呈したため、
 桑弘羊は彼らを宮廷に招き、激論をかわしました。これを「塩鉄会議」と言います。
 そして宣帝の代に、この会議を、桓寛という文官が「塩鉄論」という書物にまとめました。

・議題は主に塩、鉄、酒の専売の是非を問うものでしたが、教育や思想まで議論が広がり、
 終始有識者側が優勢だったようです。
 しかし、有識者側が有効的な代案を出せなかったこと、会議の途中で桑弘羊が謀反の疑いで処刑されてしまったこと等により、
 酒の専売は撤回するという結果に終わりました。



政府「国民の為に、政府が物価の管理をしなければならない」
 
有識者「政府の統制は、国民の生活事情に即しているとは言いがたい。
    国家権力の介入により、民業が廃頽する恐れがある」

 
・こんな議論が二千年以上前に交されていたわけですが、現代の政治にも通じるものがあるように思えます。


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