過去ログ - 【俺ガイル】「はちいろこそが一番なんですよ!」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/01/26(月) 01:47:35.12 ID:zJNKhQPG0
「ーーー先輩の側に、いたいです」

溢れる思いを止められなかった。
それは目から溢れる熱い滴と一緒に、口から零れ落ちる。あー、今けっこうすごい顔してるんだろうなー……

でも無理だった。偽ることなんてできなかった。きっとどこかの、仮面を被った大魔王さまは不敵な笑みを浮かべながら、「私のものになりなさい」とかクールに決めれるのだろうけど、私だってそうしたかったけど、ダメだ。

この人の前だと、どうしても素の私が出てしまうから。
この人の前でだけ、私は素の私でいられるから。

そもそも、なんで私から告白なんてしなくちゃいけないんですか?!普通こういうのって男の人からするもんでしょう?!
高1のとき夢の国で玉砕して以来ですよ!泣いていいですか!?

なんて、意識を別のところへ持っていこうとしても、先輩への気持ちは留まることを知らない。勢いに任せてけっこう恥ずかしいこと言ってるけど、きっと後で思い出して恥ずかしくなるパターンだなー。
先輩はそういうのを、黒歴史と言っていたっけ?

でも、私のはそれとは違う。
この思いを、この瞬間を、黒歴史なんてネガティブな言葉で、括りたくなかった。
この瞬間を言葉で表すならーーー

「………一色、俺はーーー」

この人はきっとこの言葉を嫌うのだろうけどーーー





青春と、私は呼びたい。



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