過去ログ - 少年「『大丈夫だ、もう心配ないぞ。お前は生きていい』だっけ」
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6:名無しNIPPER
2015/01/27(火) 00:06:04.61 ID:XsMo6ytGO
 無邪気な恐怖ほど、これほどまでに残酷なものに繋がるのかと。
 僕はいかにも無邪気とは程遠い関心で、ゆっくり周りを見渡していった。


教師「静かに」


 ざわつく教室内に、一つの声が鳴り響く。
 子供たちだらけの空間に歪と光る象徴が、教卓の上へと登っていた。


教師「皆さんはもう知ってると想いますが、行方不明になっていた※※※※さんですが」


 今だに小声が飛び交う教室に、歪な存在は静かに答えを告げた。


教師「今朝、とある空き地で遺体となって発見されました」



〜〜〜〜〜 


 遺体というの、こうも惨たらしい状態で有るべきなのか。


少年「…」


 僕はいぜんとして小学生≠フ身分だということは忘れてはいけない。
 経験は浅く、見聞きした情報量は遥かに幼い。

 だけども僕は、この死体を眼にして現実のものなのかと疑うのは。


少年「…いいもんじゃないかって、思うけどね」


 空き地には、ひとつの死体があった。


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