過去ログ - 【ラブライブ】雪穂「あの日からずっと私の心は彼女に奪われていた」
1- 20
85:名無しNIPPER
2015/02/07(土) 22:20:53.75 ID:YVGwBAqOO
――――――


亜里沙が余所余所しい。

それだけ。
今日、私の身に起こったことは、そんな単純なことだった。
けれど、亜里沙のことが好きな私にとっては、それはとても辛いことで……。


雪穂「はぁぁぁ」


ベッドの上、私は深くため息を吐いた。

なにも考えないように、吐き出してしまおうって。
けど、そう思えば思うほど、そのことがよみがえってくる。

朝、待ち合わせ場所に来なかった。
休み時間、一度も話をしなかった。
昼休み、一緒にご飯を食べなかった。
放課後、私は一人帰る羽目になってしまった。

ここまでされれば、私もさすがに気づく。
……ううん。
余所余所しいどころじゃないか。


亜里沙は、私を避けていた。


考えれば考えれるほど、そうとしか思えなくなった。


雪穂「……はぁ」


だから、こんなにため息が出てしまう。

ため息を吐くと幸せが逃げる、なんて言うけど、幸せが逃げた後ならため息いくら吐いてもいいのかな?


―― コンコン ――

雪穂「っ!」


突然部屋に響いたノックの音が、私のマイナス思考を打ち止めた。


雪穂「……なに?」


扉は開けず、声をかける。
その向こうから返ってきたのは、


穂乃果「雪穂? どうしたの?」


案の定、お姉ちゃんの声だった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
143Res/125.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice