過去ログ - [R-18] 勇者「仲間とイチャイチャしたいから旅しよう」 魔物使い「にー!」
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49:名無しNIPPER[saga]
2015/02/01(日) 23:34:11.82 ID:/M14VG7Ho
何度目かの正直
真正面から斬りかかる
いや斬りかかろうとしたその瞬間には既に魔法使いの姿はない

代わりに目の前には灼熱の業火
だがそんなものに構いはしない

業火に身体も髪も焼きつくされ悪臭が鼻につく
悪臭が毒であるかのように粘膜と気管を焼き尽くし、激痛のために叫び声をあげそうになるがそれすら構わない

時を止めている間に後ろへ回り込んだ賢者へと馬鹿正直に斬りかかる

がやはりこれも認知出来ない間に逃げられ、またも灼熱の業火に身を焼かれる


勇者「っ……! あぁぁッ!!!」


鋭さを鍛えに鍛え抜いたただの斬撃、それは常人ではただの心地よい風にしかならないが達人の域を超えた者のみそのそよ風は力の籠もった殺人の風となる

賢者はそのそよ風を、死の剣圧と知っていた
知らぬ者であれば気付かぬうちに身体を真っ二つにされて絶命していたであろう
しかし賢者は避けた

そこまでは勇者の予想の範囲内

避けられることを前提に放った一振りの間に猛烈なダッシュの用意をする

案の定避けられ、移動したその先へ勇者は一本の矢となり刺突

だがやはりその剣先が賢者の身体を斬り裂くことは叶わない


お返しといわんばかりの業火球が2つ、前と後ろから勇者を挟みこみ、爆炎の渦へと巻き込まれた


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