過去ログ - 穂乃果「『れんあいげぇむ』？」…ⅩⅧ -SS速報VIP

過去ログ - 穂乃果「『れんあいげぇむ』？」…ⅩⅧ

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455:>>453　ごめん、↓にさせてもらいます[saga]
2015/02/08(日) 22:38:34.21 ID:pjy28fQG0

穂乃果「おっきな暖炉だねっ！」

真姫「そんなに珍しい？」

和菓子屋の娘さんから見れば珍しいのかもしれない…
逆に先日、真姫が泊まりに来た時に見た炬燵だって
知ってはいても実際に入った事はあんまりないでしょうし

穂乃果「うん！暖炉のあるお家って来た事なかったから！」

物珍しいのか近くでよく見る穂乃果、そんな先輩の姿を
呆れつつもどこか微笑ましく見つめる真姫

この子はどこまでも純粋なのよね、と
子犬の尻尾みたいに揺れるサイドテールを眺めながら思う

穂乃果「ほえ～…よく海未ちゃんやことりちゃんが暖炉は
　　　　煤で汚れてるって言ってたけど…すごく綺麗」

真姫「当たり前よ、綺麗にしてんきゃサンタさんに失礼でしょ？」

穂乃果「サンタさんに？」

真姫「ええ、クリスマスの日にサンタさんが煙突から入ってくるのよ
　　　　実際に暖炉から来たのをちょっとだけ見たんだからっ！」

ある年の暗がりの夜、顔こそ見えなくても間違いなく男性が
暖炉から現れた…

その正体を真姫は知らないのですが…

ｺﾝｺﾝ…

「紅茶をお持ちしましたよ」

真姫「あっ、お手伝いさんの和木さんだわ」

ｶﾞﾁｬ…

「失礼します」

木野邸のお手伝いさんは慣れた手付きでフルーツパウンドケーキと
紅茶を並べていく

穂乃果「ありがとうございます」

「いえいえ、貴女がお友だちの高坂さんですね？」

穂乃果「はいっ！」

元気で良い子ですね、とクスリと真姫に笑いかけるお手伝いさん
いつも高坂さんのお話は伺っていますよと言い掛ける和木に真姫は
「それ以上言わないで！」と顔を紅くして言うのです

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