過去ログ - 麗奈「これでもくらえぇー!!」あやめ「ンアーッ!」
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15:名無しNIPPER[saga]
2015/01/29(木) 00:40:55.97 ID:qLUnIgu00

視線を交わしあって別れた三人は、それぞれ打ち合わせ通りのポジションに付く。光はあやめに練習姿を
見てもらうために道場の中央に位置取り、紗南はそこから離れて壁側に、麗奈は道場内の掃除道具が
収められたロッカーの中にバズーカを持って隠れる。

その直後、道場の入り口が開いてあやめが現れた。「すみません、お待たせしました!」
「お、あやめさん、いらっしゃい!」「光殿、それに……紗南殿?」光の元へと歩いてきながら、
道場内で携帯ゲーム機を持って座っている紗南に気付いたあやめは、不思議そうな表情を浮かべる。

「あの、紗南殿はなんのために?」「電話でも言ったと思うけど、アタシが練習しようとしてる必殺技は
紗南のアイディアなんだ、だから練習にあたって紗南の意見も聞いてもらいたくて」
その言葉を合図に、紗南も行動を開始する。彼女は持っていたゲーム機の画面をちょうどニンジャキャラが
技を発動する直前で止めると、それをあやめへと見せに行く。

「実はあたしが生で見たいだけってのもあるんだけど、光ちゃんにやって欲しい技はこれなんだ」
「どれど……れ……?」ゲーム機の画面を覗き込み、再び再生され始めたキャラの技を見てあやめは
固まる。それはあからさまにニンジャと分かる格好をしたキャラが、無数のスリケンを投げて相手を
浮かせた後、印を結んで雷撃を召喚し相手にぶつけるといるというものであったからだ。

「えーと、これは……」「カッコイイよねこれ! 光ちゃんに似合うスゴイヒーローっぽい技だし!」前日に
大量摂取したスタミナドリンクの影響も再び出てきたのか、紗南の喋りの勢いと熱は増していく。
「こういの色んなゲームでよく見てて、必殺技の欲しい光ちゃんにぴったりだと思ったんだけど、実際に
やってもらうとなるとこれだけじゃイマイチどうやってるのか分からないから、ここはニンジャの
あやめさんに実際やってもらおうと思って!」



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