過去ログ - 【くすぐり】巫女「いたずら狐にはお仕置きを」【R-18?】
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32: ◆E6D3.z4lBfr/
2015/02/11(水) 11:24:39.36 ID:mmcMM/4No

参拝者「すいませーん、お守り一つ買いたいんですけど」

狐「はーい♪ただいまご用意いたします!学業成就、安全祈願、なんでもありますよ!」

そこには自分用にサイズを調整された巫女服を着、参拝客を相手にしている狐とそれを遠巻きに様子を見ている巫女、そして出張から帰ってきた厳つい顔をした眼鏡をかけた男性、神主の姿があった。

もちろん狐は耳としっぽは隠しているが。

巫女「でもいいんですか?」

神主「なにがだ?」

巫女「いたずら狐をうちにおいていくという話です」

神主「頼んだのはお前だろう」

巫女「いやまあそうですけど」

神主「それに行くあてもなく途方に暮れてる存在を見過ごしていい道理もあるまい」

神主「ちょうどお前ひとりでは少し頼りないかと思っていたしな」

巫女「うぐっ」

神主「実際あいつはよく働いている、参拝客からの評判もいいみたいだしな」

事実、初めは金髪の巫女は珍しがられたが、よく気が利き、明るく美人な狐が村からの参拝客の好評を得るのにそう時間はかからなかった。

なかには話を聞いて遠くから拝みに来る人もいるらしい。

巫女「むー・・・」

神主「なんだ、看板娘の座でも奪われた気持ちか?」

巫女「べ、別にそんなんじゃないですよ!」

巫女「でも万が一狐だってことがばれたらどうするんです?今は隠せてますけど」

神主「珍しいというだけでそういう存在は一応は認知されている。多少噂にはなるだろうが私達でフォローしていけばいい」

神主「それに町へ出張に行ったとき同僚にその手の店に誘われたのだが」

巫女「?」

神主「最近都会では獣耳こすぷれというのが流行っていると聞く、それに乗じればいい」

巫女「それやったら完全に違う神社になりますから!」

神主「?そうか」

そうこう会話をしている内に箒を持った狐が笑顔でぱたぱたと二人に駆け寄っていく。

狐「神主様、午前中の仕事終わりました♪」

神主「分かった、休憩に入りなさい」

狐「はーい!」

巫女「あんたずいぶんと神主様に懐いてるわね」

狐「そりゃあもう!私を許してくださったばかりか衣食住の面倒も見てもらってる大恩人ですから!神主様のためならなんだってやりますよ!」

巫女「言葉づかいも大分変ったし」

狐「あの時は一人で生きようといっぱいいっぱいでしたからね、こっちの方が自然ですよ」

巫女「ふうん・・・後それだったら私だって恩人でしょうに」

狐「はい!もちろん巫女様も恩人ですよ!今日のお昼ご飯も巫女様の好きなものをご用意させていただきました!」

嬉しそうにしっぽを振ってる様子が見えるかのように話しかける狐に、巫女は一瞬ばつの悪そうな顔を浮かべる。


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