過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ キョン「!?」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/02/01(日) 19:42:00.66 ID:rL/wghb00
「何してるんだ……?」
つとめて平静な口調でそう尋ねたが、果たして本当に平静だったかと言えば、そうではなかったとこれははっきり断言出来る。この世の中にあのオヤジ以外でキタキタ踊りをダンシングする人間がいるとは夢にも思っていなかった。
俺はベタなことにも自分の頬をつねってみる。痛い。どうやら現実のようだ。じゃあこの方は何をされているんでせう?
以下略
101
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/02/01(日) 20:04:58.90 ID:rL/wghb00
俺は抵抗を試みたが、長門はこの小さな体のどこにそんな腕力があるのかと思うぐらいの怪力で俺の手を掴み、完全に拉致状態のまま俺を自宅の門の前から引きずり出してとことこと勝手に歩き出した。
どいつもこいつも何だっていうんだ。俺を拉致するのが流行になっているのか。
それともまさか俺をラグビーボールか何かだと勘違いしてるんじゃなかろうな。俺を敵陣にトライしても間違いなく点数は入らないぞ。
以下略
102
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/02/01(日) 20:07:09.28 ID:JteSbWeSO
長門が腰ミノ一丁だったら
103
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/02/01(日) 20:20:05.00 ID:rL/wghb00
「どこだ、ここは」
玄関口のロックをテンキーのパスワードで解除している長門に尋ねる。返事はほとんど期待していなかったが、意外なことにも長門は口を開いた。
「わたしの家」
以下略
104
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/02/01(日) 20:38:16.77 ID:rL/wghb00
「おやおや、これはキョン殿。それに長門殿。ほほう、お二人で手を繋いで、なんだか青春しておられますなー」
オヤジははっはっはと笑いながら嬉しそうに話しかけてきた。当然、俺は無視して逃げ出すつもりだったが、長門はしっかりと俺の手を握ったまま離さずおまけにエレベーターの中に乗り込んで閉じるのボタンを押したので俺は完全に捕らえられた敵将状態となった。
エレベーターが絶望を与えるかのようにゆっくりと上昇していく。
以下略
105
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/02/01(日) 21:00:42.09 ID:rL/wghb00
目的地である七階に着くと長門はまた無言でとっとこと歩き出し、俺は再三に渡って抵抗を試みたが長門の手には強力な瞬間接着剤でも塗りたくられているのか一向に外れる気配がなかった。続いて後ろからオヤジが「おやおや、若いというのはいいですなあ」とか呑気な台詞を吐きながらついてきやがったので殴り飛ばしたかったがそれも出来ない。
内心ではこれから監禁され二人がかりで洗脳に近いことをされるんじゃないかと冷や汗をだらだら垂らしていた俺だったが、幸いそんなことはなかった。
途中でオヤジが「では私はこれで。お二人とも、ごゆっくりですぞ」とニヤリと意味深な笑みを見せて707号室の中へと鍵を開けて入っていったからだ。
以下略
106
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/02/01(日) 21:06:01.17 ID:rL/wghb00
不意にガチャリとドアが開く音。
見ると長門がその隣の708号室へと無遠慮に入っていった。おい。ひょっとしてここが長門の家なのか? オヤジの家のすぐ隣とはどういうことだ。
そう尋ねる暇もなく、強制的に俺は中へと連れ込まれた。ヘルプミー。
107
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/02/01(日) 21:15:09.18 ID:rL/wghb00
連れ込まれた部屋の中にはコタツ机が一つ置いてあるだけで他には何もない。なんと、カーテンすらかかってなかった。
「座って」
そう言われ渋々ながらも俺は従った。ここまで来てしまった以上、どうしようもない。腹をくくるしかないだろう。
以下略
108
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/02/01(日) 21:24:39.21 ID:rL/wghb00
「で……何の用だ」
「話がある。とても重大な話」
前の台詞にとてもが追加されたみたいだ。長門はようやくそこで俺から手を離し、
以下略
109
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/02/01(日) 21:29:00.98 ID:FG8g+ZAzo
>>102
ちゃんと胸当てもあるから……
110
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/02/01(日) 21:32:08.93 ID:rL/wghb00
「あなたに教えておく」
長門は極めて真面目な顔をしていた。
「あなたの立ち位置はとても重要」
以下略
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