過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
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151:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 00:46:21.01 ID:AC7pnyyG0
かくして、俺が「たたかう」か「逃げる」かのどちらかを選択しようと考えていたら、急にドアが蹴飛ばされたように開いた。

「へい、お待ち! ちょっと捕まえるのに手間取っちゃってね!」

片手を頭の上でかざしてハルヒが登場した。後ろに回されたもう一方の手が別の人間の腕をつかんでいて、どう見ても無理矢理連れてこられたと思しきその人物共々、ハルヒはズカズカ部屋に入ってなぜかドアに錠を施した。
以下略



152:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 00:54:41.91 ID:AC7pnyyG0
「なんなんですかー?」

その美少女は言った。気の毒なことにマジ泣き状態だ。

「ここどこですか、チンコの修行場とかどういうことなんですか、かか鍵を閉めてわたし今から何をされるんですかー!」
以下略



153:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 00:58:02.24 ID:GC7kvm50o
事情を知らない人が聞けば通報案件だなwwwwww


154:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 01:09:25.72 ID:AC7pnyyG0
「おい、ハルヒ。この人、完全に誤解してるじゃないか。このままだと警察に通報されるぞ」

「何が?」

キョトンとした顔を見せるハルヒ。仕方がないので再び俺はチンコという言葉を出来るだけオブラートに包んで事の重大性をハルヒに説明してやった。一種の羞恥プレイのようで少しだけ興奮したことは内緒だ。
以下略



155:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 01:28:19.28 ID:AC7pnyyG0
と、まあ、すったもんだの末に、どうにか彼女の誤解を解き、そして再びすったもんだの末に、彼女――朝比奈みくるさんは書道部を辞めて、ハルヒの新クラブに入部する運びとなった。

どうしてこうなったんだろうか。

疑問が残るが、その場のノリというものだろう。深く考えたら負けな気がする。
以下略



156:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 01:43:14.77 ID:AC7pnyyG0
軽く混乱をしているところに、コンコンとドアをノックする音。

「噂をすればなんとやらね。多分、有希よ」

ハルヒが手早く鍵を外してドアを開けると、その通り、昨日とまったく同じ無表情さで長門が突っ立っていた。
以下略



157:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 02:10:35.24 ID:AC7pnyyG0
「じゃあこれで晴れて五人揃ったので、このクラブの存在意義と活動目的について発表するわよ」

ハルヒはようやくオヤジの呪縛から逃れられたことに余程満足したのか、行儀悪くも机の上に乗って高らかに新クラブ創設に伴う所信表明演説を始めた。

この退屈でどうしようもない世の中を面白く変えていきましょう。世の中にはまだまだ不思議が一杯あるはずなので私たちはそれを探して見つけ出してとか、うんたらかんたらそんな話だ。
以下略



158:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 02:28:42.02 ID:AC7pnyyG0
お知らせしよう。何の紆余曲折もなく単なるハルヒの思いつきにより、新しく発足したクラブの名を。

ヒッポロ系ニャポーン団。

意味がわからんがヒッポロ系ニャポーン団。
以下略



159:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 02:41:31.10 ID:GC7kvm50o
オッポレじゃないのか


160:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 02:48:22.07 ID:AC7pnyyG0
「それじゃあ今日のところはこれで解散。明日から全員毎日ここ集合ね。みんな、一丸となってがんばっていきまっしょー」

ハルヒは最後まで御機嫌な表情を見せて帰っていった。思えば、あんな晴れ渡ったような笑顔を見せたのはこれが初めてかもしれない。

ハルヒがいなくなった後も古泉はキロキローとか言っていたし、何だか暴れ始めもした。心なしか顔が猫っぽくなっていたのは流石に俺の気のせいだろう。
以下略



161:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 02:49:52.31 ID:AC7pnyyG0
今日はここまで


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