過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
1- 20
171:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 20:36:53.05 ID:AC7pnyyG0
次の日、ハルヒは学校を休んだ。

ハルヒだけじゃなく、朝比奈さんもだ。もしやと思ったが古泉まで休んでやがる。

すでに校内に轟いていたキタキタオヤジの名は、昨日のチラシ騒ぎのせいで有名を超越して全校生徒の警戒の的になっていた。
以下略



172:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 20:52:39.81 ID:AC7pnyyG0
「キョンよぉ……お前は常識人だと思っていたんだけどな……」

休み時間、谷口が憐れみを感じさせる口調で言った。距離は三メートルぐらい離れている。

「ホント、昨日はびっくりしたよ。帰り際に腰みのをつけている女子高生二人と中年オヤジに出会うなんて、夢でも見てるのかと思う前に自分の正気を疑ったもんね」
以下略



173:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 21:00:20.80 ID:AC7pnyyG0
ふと周囲を見渡せば、俺の周りには誰も近寄ろうとせず、たまたま目が合っても慌てて逸らされる始末だ。授業中に配られたプリントでさえ、空いてるハルヒの席にぽとんと置かれるだけで直接手渡しもしてくれない。

ちょっとしたイジメだよな、これ。

泣いてもいいか?


174:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 21:19:57.89 ID:AC7pnyyG0
この日まともに俺に話しかけてくれたのは誰あろうクラスのマドンナ、朝倉涼子だけだった。あの残念な太い眉毛も今や天使の象徴のようにすら思える。

「長門さんもちょっとやり過ぎよね。これじゃキョン君が可愛そうだわ。へっくしょん、宇宙人」

不可解なくしゃみは置いとくとして、神様仏様朝倉様は俺に深い同情を示してくれた。
以下略



175:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 21:28:55.02 ID:X5a7lXKo0
ハルヒ涙目ww


176:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 21:37:22.21 ID:TXScqHgAO
朝倉wwwwwwwwww


177:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 21:38:18.74 ID:AC7pnyyG0
とまあ、朝倉とのほんわかドキドキタイムがあったおかげで、俺の気持ちもいくぶんか和らいだものの、しかし、当然の如く俺はまだ事の元凶である長門とキタキタオヤジに対して怒りを覚えていた。

しかし、オヤジと教室で話そうものなら、後ろ指を指されまくることは確実である。ただでさえ仲間だと誤解されてるのにこれ以上誤解を生むような行為は慎むべきだろう。

なので、代わりに長門に文句を言うべく、俺は授業が終わると旧校舎へと赴き、真っ直ぐチンコの修行場へと向かった。どうでもいいが、この呼び方どうにか出来ないものだろうか。
以下略



178:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 21:51:19.86 ID:ZoruAzlSO
朝倉涼子さん!


179:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 22:00:13.28 ID:AC7pnyyG0
「おや、これはこれは」

相変わらずの人を食ったような笑みを絶やさないまま古泉は、

「その顔から察するに、あなたも長門さんに文句を言いに来られたんですか?」
以下略



180:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 22:24:53.98 ID:AC7pnyyG0
「長門。何でお前、あんなことをしたんだ?」

役に立たなさそうな古泉の代わりに、俺は長門に問い質した。少し語気が強くなってしまうのは仕方がない。むしろ冷静な方だと自分で自分を誉めてやりたいぐらいだ。

長門は本から視線を外し、俺の顔を見上げる。心なしかその表情はわずかながら困っているようにも見えた。
以下略



181:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 22:34:07.98 ID:AC7pnyyG0
いつもよりも微かにうつむきながら長門は、

「元々はヒッポロ系ニャポーン団のチラシだった。涼宮ハルヒが持ってきた」

まるで柱をカリカリしてるところを怒られた仔猫のような様相だった。だから、それは反則だぞ、ゆきりん。
以下略



461Res/269.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice