過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
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397:名無しNIPPER[saga]
2015/02/12(木) 22:57:49.77 ID:edT+5lVG0
走って走ってグラウンドの二百メートルトラックまで進んで、俺たちは足を止めた。というより、そこで止めざるを得なかった。

光の巨人は一体だけじゃなく複数体いて、そいつら全員から最も遠いと思われる場所が今ここなのだ。四方をほとんど固められていた。

薄暗いモノトーンのキャンパスには冗談のように青い巨大な人型がいくつも立ち並んでいて、まるで巨神兵が侵攻してきた火の七日間のようだ。

その周りにはなぜかカッコいいポーズをとって浮かんでいるジジイ達が何人もいて、古泉同様足止めをしてくれているらしい、かなりの巨人たちがその動きを停止していた。さっき言っていた古泉の仲間だろうか。

それでも人数が足らず、抜け出てくる光の巨人もいたが、そいつらの前にはこれまた謎なことにもなんと長門と朝比奈さんが立ち塞がっていた。

「……サニーサイドアップ」

長門は目からレーザーだかビームだか魔法だかよく解らんものを出して、華麗に何メートルも飛び回りながら巨人と無表情で戦っている。朝比奈さんはその近くで迫りくる猿から涙目で逃げまどいながら、「ザムディン! ザムディン!」と必死に呪文らしきものを唱えていた。

その反対側には朝倉がいて、朝倉も長門同様、跳ね回ってビームだか魔法のようなものを出しながら戦っていたがそれは尻から出ていて、ちょっと待ておい、待ってくれ。

極め付きはキタキタオヤジで、

「そんまれきょっきゅらきょ。はりちょろぎゅっきゅらぎゅぎゅ。にゃんこらしょーっ!!」

誰か俺を助けてくれ。何だかよく解らんが――本当によく解らんが――俺は今、死ぬほど怖い。


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