過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
1- 20
424:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 21:36:57.86 ID:5EFHTmM80
「こんな状態になって初めて気が付いた。もう人生最期かもしれないから今の内に言っておくぞ。ハルヒ、俺はお前みたいな面倒くさくてわがままで厨二病こじらせていて傍若無人な上とてつもなく自分勝手でおまけに眉毛が細い女なんかと付き合いたくはない。だけど、それでも俺は、誰よりもお前のことが好きなんだ。お前しかいないんだ!」

一旦唇を離した後、呆然としているハルヒの瞳をしっかりと見据えながら俺は早口でまくし立てた。クッサーーーーー!という声がどこからともなく聞こえてきたが知ったことか。

それに対してハルヒの口がほんの少し開き、多分何か俺に返事かあるいは文句を言おうとしたんだろうな。俺はもう一度ハルヒの唇に自分の唇を重ねて目を閉じたから、その時、ハルヒが何を言おうとしたのかも、どんな顔をしていたのかも結局解らず仕舞いだ。

あんたなんかお断りよ、とか、こんな時に何を言い出すのよ、とか、勝手にキスするなんてサイテー死ね、とか、あたしは古泉君が好きなのよバカ、とかそんなところかもしれない。あたしもそうよ、前からずっと、みたいな展開もありえたが、それは俺の期待であって推測ではなかろう。

俺は肩に手をかけ、ハルヒを抱き寄せるようにその手に力を込めた。しばらく離したくない。死んでもいいと、この時ばかりは本気でそう思った。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
461Res/269.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice