過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
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44:名無しNIPPER[saga]
2015/01/30(金) 23:18:45.42 ID:FUMcHHz+0
運命なんてものを俺はふんどし一丁のギップリャと叫ぶ精霊の存在よりも信じていない。だが、もし運命が人間の知らないところで人生に影響を行使しているのだとしたら、俺の運命の輪はこのあたりで回り出したんだろうと思う。きっと、どこか遥か高みにいる誰かがバナナムーンっぽいものを使って俺の運命係数を勝手に書き換えやがったに違いない。

ゴールデンウィークが明けた一日目。失われた曜日感覚と共に教室に入ると、キタキタオヤジはメケメケと鳴く奇妙な生物を三匹連れていて、それで俺は、ああ今日は三匹だから水曜日かと認識してオヤジから極力遠ざかり、そして同じく遠ざかっていたであろう近くのポニーテールの女に同調意識から軽く声をかけた。確か谷口が推していた涼宮ハルヒとかいう女子のはずだ。美人だったから何となく覚えている。

「なんなんだろうな、アレ。見たことない生き物だけど」

ハルヒはロボットのような動きで首をこちらに向けると、じろりと俺を見た。ちと怖い。

「メケメケって名前の動物だそうよ」

「へえ……。あのオヤジに聞いたのか?」

そう尋ねると、まるで理由はないけど全て俺が悪いみたいな目で更に睨まれた。何か気に触ることでも訊いたのだろうか。


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