過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
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59:名無しNIPPER[saga]
2015/01/31(土) 22:04:33.90 ID:B3KPEbUc0
「ねえ、キョン君」

そんな突拍子もない、絶対に有り得そうにないことを考えていたら、いきなり頭上から女の声が降ってきた。軽やかなソプラノ。見上げると朝倉涼子の作り物でもこうはいかない笑顔が俺に向けられていた。ていうか、なんで朝倉まで俺のアダ名を知っているんだ。

「キョン君って涼宮さんと仲良いの?」
以下略



60:名無しNIPPER[saga]
2015/01/31(土) 22:17:36.40 ID:B3KPEbUc0
「あたしもよく知らないんだけど、多分、そうなんじゃないかな。昼休みとかも一人でどこか行っちゃうし、授業が終わった後もすぐに教室から出てっちゃうから。部活にも入ってないみたいだしね」

ふむ。

「クラスでも孤立してると思う。このままじゃちょっとまずいかなと思ってたんだけど、わたしはアドバーグさんのことで手一杯だったから涼宮さんまで気が回らなくってね」
以下略



61:名無しNIPPER[saga]
2015/01/31(土) 22:28:56.66 ID:B3KPEbUc0
それから数日後、席替えが行われた。俺は中庭に面した窓際後方二番目というなかなかのポジションを獲得したのだが、その後ろ、ラストグリッドについたのが誰かと言うと例の変態オヤジで、前の席を見ると「なによ?」と言わんばかりの表情をしたハルヒが座っていた。ひょっとして朝倉の陰謀じゃないかと疑ったぐらいだ。

「おや、これは奇遇ですなー、キョン殿。いやー、また後ろとは。何かしら運命のようなものを感じますですぞー」

はっはっはと笑うオヤジ。はっはっは。思わず顔面にパンチをいれたくなった。
以下略



62:名無しNIPPER[sage]
2015/01/31(土) 22:35:06.47 ID:a83doly3o
はっくしょん魔物


63:名無しNIPPER[saga]
2015/01/31(土) 22:50:04.39 ID:B3KPEbUc0
「それにしてもなんだか嫌になってきたわ」

それについては激しく同意する。

「そうじゃなくて」
以下略



64:名無しNIPPER[saga]
2015/01/31(土) 23:02:08.01 ID:B3KPEbUc0
「要は、あたしがこれまでやってきたことって結局なんだったのよ、ってそんな話よ。あたしが会いたかったのはもっと別のものだってのに、出会ったのがあのオヤジだけなんて報われないじゃない。あんただってそう思うでしょ」

宇宙人や未来人(以下略)は置いとくとしても、出会ったのがあのオヤジだけというその点については深く同情する。

「それに部活にしたってそうよ。仮入部しようとしたら毎回全部オヤジが先に来ていて、どこもそれでてんやわんやだったのよ。おかげで結局一つも仮入部出来なかったんだから。こんなひどい偶然信じられる? あったまきちゃったわ」
以下略



65:名無しNIPPER[saga]
2015/01/31(土) 23:14:03.91 ID:B3KPEbUc0
「あー、もう、やってられない。どうしてこうも世の中うまくいかないのよ。あたしはただ面白いことを探してるだけなのに、なんでことごとくあのオヤジに邪魔されなきゃいけないのよ」

ハルヒはお百度参りを決意した呪い女のようなワニ目で中空を眺め、北風のようなため息をついた。ギップリャ。

気の毒だとは思うが俺にはどうしようも出来ないしな。
以下略



66:名無しNIPPER[saga]
2015/01/31(土) 23:24:49.07 ID:B3KPEbUc0
「学校では諦めたらどうだ。学校外で面白いことを探せばいいだろ」

ハルヒは納得したのか、あるいは反発したのかは知らないが口をへの字に曲げてから、

「そんなの解ってるわよ。でも動きを制限されるっていうのが嫌なのよ。あたしたちのコミニュケーションツールって言ったら学校が七割ぐらいを占めるのに、それを全部我慢しろって言うの」
以下略



67:名無しNIPPER[saga]
2015/01/31(土) 23:26:48.86 ID:B3KPEbUc0


それにしても、いったい何がきっかけだったんだろうな。

前述の会話がネタフリだったのかもしれない。
以下略



68:名無しNIPPER
2015/01/31(土) 23:32:59.53 ID:cgs0A5hU0
やめたげてよぉーとっくに超能力者のライフは0よ!


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