過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
1- 20
69:名無しNIPPER[saga]
2015/01/31(土) 23:44:13.38 ID:B3KPEbUc0
うららかな日差しの中、後ろから「ううむ」とか「ほほう」とかいちいち授業内容に相槌を打つオヤジの一人言に俺がイライラしていたら、いきなりハルヒが後ろを振り向き猛然とした勢いで俺の襟首をぐいっと掴み上げた。

「気がついた!」

それは涼宮ハルヒの――初めて見る――とかげのしっぽぐらいの灼熱じみた笑顔だった。もし笑顔に温度が付帯していたなら、それをもろに浴びた俺は真っ黒焦げになっていただろう。

「どうしてこんな簡単なことに今まで気が付かなかったのかしら!」

ハルヒはバルスを唱えた時のシータ並みの輝きを見せて俺の両目をまっすぐに見つめていた。後ろからは対抗意識でも燃やしたのか「ま、負けませんぞー」というオヤジの熱意のこもった声が聞こえ、ピーヒャララーという腰のくだけるような音楽が聞こえ出した。(ダイッコンランです! ダーイコンラン!)

俺は自分の置かれた境遇が不意に悲しくなって、少年時代に友達とかくれんぼをしていてそのままおいてけぼりにされた時のことをふっと思い出しながら涙目でハルヒに尋ねた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
461Res/269.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice