過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
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73:名無しNIPPER[saga]
2015/02/01(日) 00:16:14.37 ID:rL/wghb00
「ここが部室」

文芸部と書かれたプレートが貼り付けられているドア。そこへノックもせずにハルヒは遠慮なく入っていき、中でピーヒャララーと踊っているオヤジを発見してすぐさまドアを閉じた。

「ちょっと、どういうことよ! 何であのオヤジがいるの!」
以下略



74:名無しNIPPER[saga]
2015/02/01(日) 00:33:01.86 ID:rL/wghb00
そうやってハルヒが傍若無人で完全にとばっちりな怒りを俺にぶつけていたら、不意にドアが向こうから開いた。

「入って」

と、中から小さな声。見ると眼鏡をかけた髪の短い少女がドアノブをつかみながら立っていた。「有希」とハルヒは言い、今度はその少女に文句を垂れ流す。
以下略



75:名無しNIPPER[saga]
2015/02/01(日) 00:49:45.96 ID:rL/wghb00
部室の中に入ってぐるっと見回すと思いのほか広かった。そして、その中にいるのは、男一人、女二人、オヤジ一人。しかもそいつは腰ミノ一丁で奇怪な踊りを踊っている。

俺を家に帰してくれ。お願いします。

「すまん、俺、大事な用事を思い出し」
以下略



76:名無しNIPPER[saga]
2015/02/01(日) 01:07:27.42 ID:rL/wghb00
「長門有希」

貧乳ペチャパイの少女は俺に対してそう名乗った。ずいぶんとポエミィな名前だ。

それから視線を、眉を吊り上げていたハルヒへと動かし、
以下略



77:名無しNIPPER[saga]
2015/02/01(日) 01:22:22.44 ID:rL/wghb00
俺は声をひそめて長門に尋ねた。

「よくあんなオヤジに部室を貸す気になったな」

「貸したのではなく半分譲渡した」
以下略



78:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 01:30:36.42 ID:Co9DU5sgO
くっそw


79:名無しNIPPER[saga]
2015/02/01(日) 01:43:48.85 ID:rL/wghb00
「じゃ、じゃあ何よ、あのオヤジが先に来たからあいつを追い出せないって言うの!」

納得がいかないとばかりに、ハルヒが長門に食いかかった。よくよく考えたらこれほど自分勝手な言いようはないだろうなと思いながらも、俺は無関係を装って窓の外の青空を見つめていた。とてもいい天気だ。

「ここはあたしが見つけたんだから、あたしの物よ! ここでの全権はあたしにあるんだから、有希、追い出してよ!」
以下略



80:名無しNIPPER[saga]
2015/02/01(日) 01:51:27.07 ID:rL/wghb00
「もういい!」

不意にバタンッと激しくドアの閉まる音。見るとハルヒの姿がどこにもない。おい、待てハルヒ。俺を置いていくな。慌てて鞄を引っ提げて俺もその後に続く。

「ああ! お待ちくだされー! キョン殿ー、ハルヒ殿ー!」
以下略



81:名無しNIPPER[saga]
2015/02/01(日) 01:52:28.07 ID:rL/wghb00
今日はここで終わり


82:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 01:52:58.99 ID:sZmtCnExO
乙!


83:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 02:02:46.62 ID:u6bclBvSO
随所にネタを仕込んでくる上にネタでなく地の文が上手い
この>>1相当できる


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