過去ログ - 【咲-saki-】鬼神の珠 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲-saki-】鬼神の珠

↓ 1- 覧 板 20

129: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2015/02/15(日) 01:45:59.61 ID:3Ko+OTYh0
そうして抵抗なく、されるが侭になっている咲を見て菫達は唇をぎりっと噛み締めた。

己達の身を案じての辛抱だと察するに容易く、

そんな真似をさせるぐらいなら「もういい、我らも殺してくれ！」と口々に叫んだ。

以下略

130: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2015/02/15(日) 01:52:59.39 ID:3Ko+OTYh0
菫「おのれ鬼神め！左様な辱めを、よくも咲様に…！！」

和「何ですか？」

不埒者がと激昂する菫らに対し、和は塵でも見るような目付きで睥睨する。

以下略

131: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2015/02/15(日) 01:55:58.14 ID:3Ko+OTYh0
続きはまた昼か夜に。

132:名無しNIPPER[sage]
2015/02/15(日) 02:01:44.72 ID:J0p0X9MVO
やっぱり捕まってしまったか

133:名無しNIPPER[sage]
2015/02/15(日) 04:04:50.92 ID:x9mGy34YO
乙

134: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2015/02/15(日) 20:52:28.72 ID:3Ko+OTYh0
原村城内にある開けた場所で、地に突き立てられた一本の巨大な丸太に

咲が立った侭しがみ付くように腕を廻していた。

その細い両手首は縄で括られている。

以下略

135: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2015/02/15(日) 20:56:02.03 ID:3Ko+OTYh0
現れた白い項と背をゆるりと指で撫でた後、踵を返して咲からたっぷりと距離を取った。

この和の一連の動作もそうだが、二人が小声で何を話していたのかすら聞き取れなかった為

益々以ってこれから何が起ころうとしているのか判らない菫達の心中は不安にざわめいて落ち着かない。

以下略

136: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2015/02/15(日) 20:58:09.99 ID:3Ko+OTYh0
憧（…何も其処までしなくても良いでしょうに…）

僅かに震えている咲の背に哀れみすら抱く憧だが

もうどうやっても手に負えないことなど、とうの昔に悟っている。

以下略

137: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2015/02/15(日) 21:01:00.37 ID:3Ko+OTYh0
和「いきますよ、咲さん」

浮かべた薄笑いを狂喜に歪め、半身を捻るように片腕を振りかぶった和が

太刀一閃の如く振りおろす。

以下略

138: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2015/02/15(日) 21:04:05.85 ID:3Ko+OTYh0
慌て振り向き、和の顔を見れば「五回」と呟く口元が弧を描いて

五度目の鞭が咲の背を残酷に打つ。

果たして、自分達の見当は間違ってはいないと確信に至る。

以下略

139: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2015/02/15(日) 21:06:24.40 ID:3Ko+OTYh0
咲「……あ、…あああああ…！！！！」

咲は吼えた。

たとえ想像を絶する苦痛をこの身に受けようとも、

以下略

337Res/234.32 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ