過去ログ - 戒斗「IS学園?」一夏「バナナ・スパーキング!」
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3: ◆n.O102o4Y2[saga]
2015/01/30(金) 14:30:40.18 ID:nS3d5PCyo
<同時刻・学生寮1025室>

 ――戒斗は存在の薄くなった手を、月明かりに透かしていた。

戒斗「消滅まで半月……といったところか」

戒斗「……」

戒斗「盗み聞きとはいい趣味だな、戦極凌馬」

 ――部屋に設えられた通信端末が勝手に起動する。

 ――空中に投影されたスクリーンに、戦極凌馬が映っていた。

凌馬「君に褒められるとは光栄だなぁ、『神様』。フフッ」

凌馬「メガヘクスとの戦いから五十年。科学は発達し、インターネットは世界中に張り巡らされた」

凌馬「先進国は言わずもがな。電子の海はアマゾンの奥地まで広がっている」

凌馬「そして――電子の海は、私の支配領域だ。フフッ。データ人間の私は、世界の全てを同時に監視しているのさ」

戒斗「相変わらず無駄口の多い」

凌馬「フフッ」

凌馬「駆紋戒斗。君に、宣戦布告しよう」

凌馬「半月もかけさせない」

凌馬「消える前に、殺す」

戒斗「ふん」

戒斗「『私の才能が、研究が、唯一価値のあるものなんだ。この世界の真理なんだ』だったか」

凌馬「君に殺される直前の、私の台詞だね」

戒斗「つまらんプライドだ」

凌馬「フフッ」

凌馬「私のドライバーに頼らずに人間を越えた男、駆紋戒斗」

凌馬「その存在、必ず否定してみせるよ」

戒斗「吠えてろ」

 ――戒斗は、存在さえ不確かな拳を握る。

戒斗「貴様には、もう一度俺の真理を叩き込んでやる」


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