過去ログ - 八幡「気の向くまま過ごしてた二人だから」雪乃「そうね」
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◆.6GznXWe75C2
[saga]
2015/01/31(土) 20:17:06.84 ID:BhSZj49po
いつの間に空になっていた茶碗を置き、上着を羽織る。
雪乃「ちょっと、どこに行くの!?」
八幡「……今日は帰らねぇから」
それだけ言い放って玄関を出た。いつものくせでドアに鍵をかける。妙なところで冷静な自分が可笑しかった。
八幡「……さみぃ」
もう少し着込んでくればよかった。そう思って漏れるため息が白くなる。
八幡「……何も考えてなかったな」
ともかくあの場にいたくなかった。きっと居続けたなら、雪乃を傷つける言葉をさらに吐き出していたであろうことがわかっていたから。
俺はそれから、冬の寒さに震えながら目的もなくただ歩いた。
こんなことをしている自分が理解できない。何よりも不思議なのは、今の自分が明らかに感情に流されていることだ。
どこぞの誰かさんに『理性の化け物』と言われる程に、俺は徹底的に理性的に理屈的に考えてきた。だからこそ『感情を理解できていない』などとも言われたわけだが。
そんな俺がこんなに感情的になるなんて、どうしてだろう。
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