118: ◆TI638OYiZI[sage saga]
2015/02/01(日) 22:53:20.96 ID:BPoS8XS7o
梅原「はあ?」
橘「だから忘れてたんだ、本当に。
みんなと過ごす修学旅行があまりにも楽しくて、
途中からお土産のこと、ほとんど考えてなかった」
119: ◆TI638OYiZI[sage saga]
2015/02/01(日) 22:54:25.81 ID:BPoS8XS7o
梅原「……まあ今すぐ先輩にお土産渡して玉砕しちまうより、却っていいかもしんねえな」
橘「なんでフラれるのが前提になってるんだ!」
梅原「そりゃお前、そうだろ」
120: ◆TI638OYiZI[sage saga]
2015/02/01(日) 22:55:24.39 ID:BPoS8XS7o
橘(……そういえば梅原は、可愛い彼女のアテがあったりするのかな?)
橘「なあ、梅原は――」
香苗「――おーい、橘くーん!」タタタッ
121: ◆TI638OYiZI[sage saga]
2015/02/01(日) 22:56:36.20 ID:BPoS8XS7o
橘「香苗さん、梨穂子はどこに?」
香苗「あっちの方に走っていったわ」
橘「わかった、ありがとう。スマン梅原、ちょっと行ってくる。コーヒーご馳走さま!」タタタッ
122: ◆TI638OYiZI[sage saga]
2015/02/01(日) 22:57:56.05 ID:BPoS8XS7o
〜〜〜〜〜〜
橘「梨穂子!」
123: ◆TI638OYiZI[sage saga]
2015/02/01(日) 22:58:26.34 ID:BPoS8XS7o
〜〜〜〜〜〜
橘「たくさん買っておいたから、梨穂子も食べに来いよな?」
124: ◆TI638OYiZI[sage saga]
2015/02/01(日) 23:00:14.80 ID:BPoS8XS7o
【絢辻詞の黒い手帳】
・10月○日(月)
今日から久しぶりの授業が始まった。まだ修学旅行気分が抜けていないのだろう、
125: ◆TI638OYiZI[sage saga]
2015/02/01(日) 23:00:58.62 ID:BPoS8XS7o
約一週間ぶりの登校、クラス委員の仕事を口実に、あたしはいつもより早く家を出た。
早朝の空気は冷たく、一日ごとに深まりつつある秋と、その向こうにある冬の存在を
肌に感じた。そろそろ、冬物の準備をする必要があるだろう。
教室には一番乗りだった。人気のないがらんとした部屋に、なぜか安堵感を覚える。
そこで、気が緩んでしまったのだろう。自席に座りしばし静寂を満喫していると、
126: ◆TI638OYiZI[sage saga]
2015/02/01(日) 23:01:44.07 ID:BPoS8XS7o
頭を振って立ち上がり、教室の窓を一枚開ける。冷たい風が吹き込んできて、ほてった
身体に心地良い。
そのままあたしは吹き流しのように風を受けながら、窓辺でボーっと、外の景色を
眺めていた。目に映るのは、見慣れた町並み、いつもの光景。
遠くの山々、流れる白い雲、か弱い青を敷き詰めた空。
127: ◆TI638OYiZI[sage saga]
2015/02/01(日) 23:05:19.01 ID:BPoS8XS7o
改行ミスった・・・
>>125と>>126の二つ訂正します…
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