51:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 02:12:14.37 ID:mHTgyamMo
46んかくさん
晴「頭……耳……ほっぺた……」ぺたぺた
兎角「晴……今度は何をしている…?」ぺたぺた
晴「兎角の輪郭をなぞってるの」ぺたぺた
晴「目の錯覚でも、何があっても、絶対に兎角を見失わないように」ぺたぺた
兎角「だからってお前……何故そうわたしに触りたがる…?」ぺたぺた
晴「…だって…兎角は……」
晴「お母さんが死んでから、初めて触れたひとだったから……」
兎角「…!」
晴「兎角が守るって言ってくれて嬉しくて」
晴「兎角に触れたら温かくて」
晴「それで晴は、生きて、赦されて、ここにいるって実感できたの」
兎角「晴…」
晴「ごめんね?兎角…」
晴「本当は兎角が困ってるの知ってたのに、どうしてもやめられなくて……」
兎角「…いいや」犇…
晴「と、兎角…?」どきどき
兎角(困っていたのは確かだが、別に嫌だったわけじゃない)
兎角(晴はひなたのいい匂いがして)
兎角(ああ、晴は温かい)
兎角(そうだ……本当は、初めてひとに触れたのは……)
晴「あの…兎角…?」どきどき
兎角「大丈夫だ、晴」
兎角「晴はわたしが守る」
兎角「誰にも触らせない」
晴「兎角…」犇…
終
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