20: ◆00ZRE1DaEk
2015/02/02(月) 22:07:35.38 ID:G3ZRHIFXO
「……ねぇ提督。辛くないんですか?」
枝豆に手を伸ばしながら千歳が尋ねる。
「……何がだ?」
「休肝日ですよ。今日は私、かなり飲もうかと思ったんですけど……今日は休肝日、止めませんか?」
悪魔の囁きが聞こえる。
悪魔は枝豆を口に入れた。
「……いや、俺のことは気にしないでやってくれ」
かなり心が揺れたが、千歳のかなり飲む宣言が俺に歯止めをかけた。
「…………そうですか」
「悪いな。俺は枝豆で腹を満たしておくよ」
そう言って枝豆に手を伸ばすと千歳の手に当たった。
「て!提督!?」
「おっと!す、すまんな」
急いで手を引っ込める。千歳も同じように引っ込めた。
「別に嫌だったわけじゃ……」
「いや、 触っていいとは一言も言ってないから……」
「あの……でも……」
言った後に後悔した言い訳どころか余計に泥沼にはまってしまった。
顔を反らす千歳。頬がさっきほどではないが、赤くなっている。
まぁ、おそらく俺も人のことは言えないはずだが。
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