過去ログ - 千歳「二人の空間」
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46:風呂入ってきます。もう少しだけ続くんじゃ ◆00ZRE1DaEk
2015/02/03(火) 22:36:54.92 ID:iGDhzZxIO
「……よくわからないです。もう少し千歳お姉が怒るまでのやりとりを詳しくお願いします」

「そうだな……たしか、酔いが覚めたか聞こうとして、途中で止めた」

「ふんふん」

「で……」

そのあと何か言ったのは覚えている。
その何かが思い出せない。

何か手がかりが無いかとキョロキョロと辺りを見回す。
そんな俺の目に玄関の窓から月が見えた。

「あっ、そうだ。たしか、月が綺麗だったんで――」

「あっ、わかりました」

遮って彼女は言った。

「もうわかったのか」

「はい。やはり提督のせいですね」

「……何故そうなったんだ」

「そうですね……。ご自分で調べてください。痴話喧嘩なんて知りません。お休みなさい」

「痴話喧嘩………」

さっきまでの興味は失せたのか、千代田は、きびすを返して自分の部屋へ入っていった。

「何なんだいったい……」

とりあえず靴を脱いで自室へ向かう。
今日は無駄に神経を使って疲れた。月が綺麗だとか言うのを調べてから寝るとしよう。
そう思って部屋に入る。

そのあとネットで調べた俺は暫く狼狽えていたのだった。


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