過去ログ - にこ「魔法使いの弟子」
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1: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 22:35:36.39 ID:gqn2p/fe0
立ったら書く

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2:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:35:51.63 ID:b0mFz8lhO
立ったぞ


3: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 22:42:39.94 ID:gqn2p/fe0
BGM:「魔法使いの弟子」
作曲:ポール・デュカス

(語り:亜里沙)
昔々、ある国にエリーチカという偉い魔法使いがいました。
以下略



4: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 22:45:23.80 ID:gqn2p/fe0
修行といっても魔法の使い方を教えてもらうのは稀で、ニコニーはほとんど水汲みや掃除、洗濯、炊事、エリーチカの身の回りの世話ばかりやらされていました。
ニコニーはそれが不満で仕方ありませんでした。
なぜならそんな生活を3年も続けていたからです。

にこ「ったく、いつになったら魔法をちゃんと教えてもらえるのよ!!」


5: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 22:49:21.48 ID:gqn2p/fe0
そんなある日のこと、ニコニーがいつものように水汲みをしているとエリーチカが魔法で砂を蝶に変えていました。

絵里「…………っ!」

にこ「うわあ……!」
以下略



6: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 22:53:48.92 ID:gqn2p/fe0
絵里「…ニコニー、何をしているの?水汲みをするよう言ったはずだけど」

にこ「あっ!?ご、ごめんなさい!!」

エリーチカは怒るとすごく怖いのです。
以下略



7: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 22:57:35.39 ID:gqn2p/fe0
絵里「私がいない間、勝手に魔法を使わないこと。そこにある呪いの書を読んで水汲みをさっさと終わらせようなんて思わないことね。貴女の魔法は粗いから、使ったらすぐにわかるわ」

にこ「……わかりました」

エリーチカは出かける際、いつもニコニーにこう言います。
以下略



8: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:01:54.29 ID:gqn2p/fe0
にこ「何よ、ケチなんだから!!」

ニコニーは、イライラから思わずバケツを蹴飛ばしてしまいました。
するとバケツが転がった先に一本の古い箒がありました。

以下略



9: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:05:54.03 ID:gqn2p/fe0
ニコニーは呪いの書の『物を歩かせる呪文』のページをめくり、箒に向かって唱えました。

にこ「…キョンキョン・オニャンコ・セーラー(我が魔力を以って命ずる)」

にこ「セイコサン・レッド・スイートピー!!(物質よ、動き出せ)」
以下略



10: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:09:51.49 ID:gqn2p/fe0
にこ「すごい!本当に動いたわ!」

ニコニーは大喜びです。箒が喋り出しました。

凛「にこちゃん、凛は何をすればいいの?」
以下略



11: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:12:14.14 ID:gqn2p/fe0
凛「うんしょ、うんしょ」

箒は休まず働き、水瓶に水がどんどん溜まっていきます。
ニコニーは笑いながらそれを見ていました。

以下略



12: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:16:46.12 ID:gqn2p/fe0
夢の中でニコニーは大きな崖の上にいました。

にこ『アイマス・モバマス・ホモーマス!
(星よ輝け)』

以下略



13: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:18:52.22 ID:gqn2p/fe0
すると突然、雨が降ってきてニコニーはビショビショになってしまいました。

にこ『ちゃ、うわっ、

にこ「何なのよお!!!!!!」
以下略



14: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:22:50.01 ID:gqn2p/fe0
なんと、水瓶から水が溢れすぎて部屋が水浸しになっていました!!

凛「にゃんにゃんにゃーん♪」

箒はそんなことは御構い無しに水汲みを続けていました。
以下略



15: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:26:14.12 ID:gqn2p/fe0
にこ「キイイイイイ!!いいわ、逆らおうってんならこっちにも考えがあるわよ!!」

怒ったニコニーは壁にかかっていた斧を手に取り、箒を襲いました。

にこ「オラオラオラ、さっさと止まれ!!」
以下略



16: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:29:10.31 ID:gqn2p/fe0
にこ「はあはあはあ…やっと止まった…」

ニコニーはため息をつきました。

にこ「先生に言われた通りにすればよかった……あーあ、水を掻きださなきゃ」
以下略



17: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:29:46.89 ID:gqn2p/fe0
その時です。
扉の向こうから大きな足音が聞こえてきました。


18: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:32:08.02 ID:ngAEkb3BO
足音はどんどん部屋に近づいてきます。

にこ「やばい、先生もう帰ってきたの!?」

しかし、耳を済ましてみると、とても1人の人間の足音とは思えませんでした。
以下略



19: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:34:45.74 ID:ngAEkb3BO
穂乃果「みんな、ファイトだよっ!」

海未「恥ずかしいです…というか中の人をいじられたのですが」

ことり「ふう、結構暑いねこの衣装」
以下略



20: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:37:09.05 ID:ngAEkb3BO
なんとそれはバケツを持った箒の群れでした!!

にこ「嘘、なんでよ!?斧で壊したはず……ハッ!?」

ニコニーが箒をよく見ると、先ほどより一回り小さくなっていました。
以下略



21: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:40:12.09 ID:ngAEkb3BO
真姫「ちょっと私を忘れないでよ!!」

ごめんなさい。

ニコニーが気づいた時にはすでに遅し。
以下略



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