8: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:01:54.29 ID:gqn2p/fe0
にこ「何よ、ケチなんだから!!」
ニコニーは、イライラから思わずバケツを蹴飛ばしてしまいました。
するとバケツが転がった先に一本の古い箒がありました。
9: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:05:54.03 ID:gqn2p/fe0
ニコニーは呪いの書の『物を歩かせる呪文』のページをめくり、箒に向かって唱えました。
にこ「…キョンキョン・オニャンコ・セーラー(我が魔力を以って命ずる)」
にこ「セイコサン・レッド・スイートピー!!(物質よ、動き出せ)」
10: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:09:51.49 ID:gqn2p/fe0
にこ「すごい!本当に動いたわ!」
ニコニーは大喜びです。箒が喋り出しました。
凛「にこちゃん、凛は何をすればいいの?」
11: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:12:14.14 ID:gqn2p/fe0
凛「うんしょ、うんしょ」
箒は休まず働き、水瓶に水がどんどん溜まっていきます。
ニコニーは笑いながらそれを見ていました。
12: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:16:46.12 ID:gqn2p/fe0
夢の中でニコニーは大きな崖の上にいました。
にこ『アイマス・モバマス・ホモーマス!
(星よ輝け)』
13: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:18:52.22 ID:gqn2p/fe0
すると突然、雨が降ってきてニコニーはビショビショになってしまいました。
にこ『ちゃ、うわっ、
にこ「何なのよお!!!!!!」
14: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:22:50.01 ID:gqn2p/fe0
なんと、水瓶から水が溢れすぎて部屋が水浸しになっていました!!
凛「にゃんにゃんにゃーん♪」
箒はそんなことは御構い無しに水汲みを続けていました。
15: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:26:14.12 ID:gqn2p/fe0
にこ「キイイイイイ!!いいわ、逆らおうってんならこっちにも考えがあるわよ!!」
怒ったニコニーは壁にかかっていた斧を手に取り、箒を襲いました。
にこ「オラオラオラ、さっさと止まれ!!」
16: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:29:10.31 ID:gqn2p/fe0
にこ「はあはあはあ…やっと止まった…」
ニコニーはため息をつきました。
にこ「先生に言われた通りにすればよかった……あーあ、水を掻きださなきゃ」
17: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:29:46.89 ID:gqn2p/fe0
その時です。
扉の向こうから大きな足音が聞こえてきました。
18: ◆E9pERMiCJbt6[saga]
2015/02/01(日) 23:32:08.02 ID:ngAEkb3BO
足音はどんどん部屋に近づいてきます。
にこ「やばい、先生もう帰ってきたの!?」
しかし、耳を済ましてみると、とても1人の人間の足音とは思えませんでした。
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