過去ログ - P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL
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357: ◆bjtPFp8neU[saga]
2015/07/15(水) 20:34:41.80 ID:dM7GjD1sO

雪歩「苦手なものに出会う度に、私はいつも逃げ出してた」

雪歩「自分には敵わないものだから仕方ないって、自分に都合のいい言い訳して、いつも目を逸らしてたの」

シルフ「………」

雪歩「……でも、それじゃダメだって」

雪歩「ちゃんと向き合わないと、一生苦手なままだよ、って。大切な人が、教えてくれたんだ」

雪歩「苦手なものに立ち向かう……勇気、っていうものを」

シルフ「勇気……」

雪歩「今はもう、その人はいないけど……私、少しずつ頑張って……」ウルッ

雪歩(……アンナさんっ……)



シルフ「ちょっと!?なんであなたが泣いてるんですか!?私を慰めてたんじゃなかったんですか!?」

雪歩「っ……あ、ご、ごめんなさいっ」グスッ

雪歩「ああ、もう、何を言おうとしてたのかわからなくなっちゃいましたぁ……」ゴシゴシ

シルフ「………」



シルフ「……はぁ」

シルフ「仕方ないですね。側室の落ち度は、本妻の落ち度。ひいては、マコトさんの沽券にも関わってきます」

雪歩「えっ?」

シルフ「マコトさんの本妻である私が、あなたを教育してあげるって言ってるんですっ!」

雪歩「そ、それって……?」

シルフ「いいですか?巨人をぶっ壊したら、私があなたにいろいろ叩き込んであげますから、覚悟してください!」

雪歩「えっ…と、お友達になってくれるって事でいいのかな……?」

シルフ「ち、違いますっ!あなたと私は主従関係なんです!勘違いしないように!」カァァ

雪歩「……雪歩、だよ」ニコッ

シルフ「……えっ?」

雪歩「私の名前。できれば覚えてくれると、嬉しいな」

シルフ「……ふんっ」プイッ

雪歩「……頑張ろうね、シルフちゃん」

シルフ「当たり前です!マコトさんと、約束したんですから!」





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