過去ログ - P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL
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387: ◆bjtPFp8neU[saga]
2015/07/19(日) 22:45:07.80 ID:SXoZLIS9O

貴音「千早、少し話が……」

千早「……はい」



貴音「あの巨人に乗っている魔物は、とんでもない攻撃を仕掛けて来ます」

貴音「対策を練らないと、取り返しのつかない事になるでしょう」

千早「………」

千早「ええ、わかっています」

千早「確か、聞いただけで相手を死に至らしめる言葉を操るとか」

貴音「知っていたのですか?」

千早「私は、少しの間魔物の近くにいましたから、その時に」

貴音「そうですか。……ならば話は早いです」

貴音「その言葉を聞いてから死が訪れるまで、数十秒ほど時間があります」

貴音「しかし、その言葉……『死の宣告』を聞いてしまうと、どうやら死を逃れる術はないようです」

千早「死の、宣告。それが……」

貴音「ええ。命を弄ぶ、悪魔の囁きです」

千早「あの、四条さんはなぜそんなに詳しいんですか?」

貴音「………」

貴音「それは、とっぷしぃくれっとです」

貴音「……と、言いたいところですが……」

貴音「千早、あなたには話しましょう」

貴音「わたくしは以前、死の宣告によって命を落としました」

千早「!」

貴音「ですが、こうして生きています」

貴音「それは、美希のおかげなのです」

千早「美希の……?」

貴音「おそらく、生命を呼び戻す類の魔法も存在するのでしょう」

貴音「ですから、何があっても諦めないでください。希望とは、諦めた時点で潰えてしまうものですから」

千早「………」

千早「……安心してください、四条さん」ニコッ

千早「私は、諦めません」

千早「必ずみんなで、目的を果たして戻って来ます」

千早「それに、実はその、死の宣告の対策もすでに考えてあるんです」

貴音「なんと、そうでしたか」

貴音「…………ふふ」

貴音「変わりましたね、千早」

千早「そ、そう……ですか?」

貴音「ええ。とても喜ばしい変化です」

貴音「あなたの笑顔を見て、わたくしも安心しました」ニコッ

千早「か、からかわないでください……///」




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