過去ログ - P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL
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◆bjtPFp8neU
[saga]
2015/12/17(木) 23:17:59.01 ID:GXldtRWzO
『演じる役がないそなたは、あの娘たちとは違い、このゲームの世界でも現実世界の身体のままじゃ』
P「? ……それだと、どんな不都合があるんだ?」
『わかりやすく説明しよう』
『まずワシは、あの娘たちに対しては、意識のみをこのゲーム世界に飛ばし、本来のこの世界の登場人物と融合させる形にした』
『あの娘たちにしてみれば、夢を見ているのと同じような状態じゃな』
『だから、この世界で何があろうとも、現実世界のあの娘たちの肉体や精神にはなんら影響はない』
P「なるほどな。そういう仕組みなのか」
P「……あれ? じゃあ、俺は?」
『さっきも言ったが、そなたは生身の肉体そのままがこの世界へ来ておる。……正確には、あのカエルのポシェットと融合している状態なんじゃが』
『この世界で過ごしてみてわかったじゃろうが、そなたは基本的にゲーム世界からのどんな干渉も受け付けない。あの娘たちからは別じゃがの』
『しかし、そなたがトードの魔法でカエルのポシェットから人間の姿になった事により、そなたが干渉を受ける可能性が出てきた。月の民が良い例じゃな』
『ゲームの世界というものは、現実世界と比べて非常に希薄で脆弱な世界なんじゃ』
『生身の人間であるそなたは、この世界の人間に比べると、何百倍もの生命力に溢れておる』
P「……そういえば、試練の山でクルーヤがそんな事言ってたような……」
『そして、そなたの生命力は、この世界では常に飽和状態にある。膨大過ぎて、溢れておるんじゃ』
『そなたが少し意識する事で、生命力を任意であの娘たちに分け与える事もできる』
P「それが、さっきの力なのか」
『うむ。じゃが、そなたは生身の人間である事を忘れてはならぬ。他人にエネルギーを分け与えれば、その分そなた自身の生命力が減る事になるのだから』
P「えっ? じゃ、じゃあ、もし俺が生命力を使いきったりしたら……」
『……もう一度言うが、そなただけはこの世界での出来事がそのまま現実世界へと引き継がれる。あの娘たちと違ってな』
『この世界でそなたが力尽きるような事があれば……』
P「………」
『まあ、そう悲観するでない。少なくとも、この世界の人間や魔物にそなたが殺される事はまずないからの』
『そもそも、この世界でそなたを認識できる者、そなたに対して影響力を持つ者など、ごくわずかしかおらんし、そなたが生命エネルギーを分け与える事ができるのも、この世界では特殊な存在であるあの娘たちに対してだけじゃ』
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