過去ログ - P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL
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71: ◆bjtPFp8neU[saga]
2015/03/03(火) 22:34:14.17 ID:/P07CWm0O

ー 地上世界 バブイルの塔 上空 ー


ババババババ…



響「………ねえ、あの塔に刺さってる黒い塊って……」スッ

貴音「ええ。あれが、件の魔導船です」

律子「もはや塔のオブジェと化してるわね……」

律子「貴音、何があったのよ、いったい……」

貴音「無いのです。あの船には」

律子「無いって、何が?」



貴音「………ぶれぇきが」



響・律子「」



律子「つ、つまり……あの船で着陸する時は、常に不時着って事?」

貴音「ええ。それはもう、死を覚悟する様な」

響「自分、そんな船に乗りたくないぞ……」

律子「なんかすごそうな名前なのに、意外と使えない船なのかしら……?」



律子「……でも、あの船も良く無事に残ってたわよねぇ」

貴音「宇宙を翔ける程の船です。そう柔な造りでは無い、という事ではないでしょうか?」

響「貴音の身体もね」

律子「そうかもしれないけど……」

律子「魔物達に奪われていなくて良かったわよね、って事」

貴音「それについては心配無用です」

貴音「魔物では、あの船を動かす事はできないそうですから」

響「そうなのか?」

貴音「魔導船は、『人の想い』により動くのです」

律子「人の……想い?」

貴音「はい。想いの強さが、そのまま船の動力となる様です」

律子「へぇ……なんだかメルヘンチックな船なのねぇ」

響「ふーん……じゃあさ」



響「着陸の時も、『着陸してくれー』って想えばいいんじゃないのか?」



貴音「!」






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