13:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 01:53:13.09 ID:oZTv13qK0
おつー
14: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/02/04(水) 14:33:16.10 ID:Cf4TFCOi0
『なお君、ガンバだよ!』
頑張り過ぎなくて良かったのに。こんな結末誰も望んでいなかった。
自宅の朝食の風景がさっと脳裏をかすめる。寝坊する姉の代わりに、いつも温かいご飯を用意してくれた。
戦争が急激な変化をもたらした。彼はもう姉のために朝食を用意することはない。
15: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/02/04(水) 14:46:00.28 ID:Cf4TFCOi0
彼の好意に浸っていた。
まだ大丈夫と。
その先へと、近づきながら。
プルル――
16: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/02/04(水) 15:31:01.29 ID:Cf4TFCOi0
そこにいたのは、耶賀頼先生だった。
「耶賀頼先生……どうされたんですか?」
「弟くんに用があったんですが……いや、今は界塚少尉でしたか」
17: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/02/04(水) 15:58:08.87 ID:Cf4TFCOi0
途中、カームに会った。
彼は格納庫で伊奈帆を見かけたと教えてくれた。
他にも何人かの整備士達がいて、
専門用語を用いて、たぶんデューカリオンのエンジンについて話ながら歩き去っていった。
18: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/02/04(水) 16:16:29.10 ID:Cf4TFCOi0
声が格納庫に響く。
彼に届いていないはずはないが、伊奈帆はそのままコクピットへ搭乗していった。
「なによお……ッ」
19: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/02/04(水) 16:29:17.30 ID:Cf4TFCOi0
「私が良くないの」
「ユキ姉が言ったんじゃない。関係ないって」
「そ、そうだけど」
20: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/02/04(水) 16:37:35.60 ID:Cf4TFCOi0
「いた……」
「ご、ごめんなお君ッ」
弟の顔を胸の辺りで押しつぶしていた。
21:名無しNIPPER[sage]
2015/02/04(水) 16:48:41.28 ID:pWPLxbP20
乙です
アルドノアのssもっと増えて欲しい〜
22: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/02/04(水) 16:53:47.25 ID:Cf4TFCOi0
分かっている。
さっさと扉を開けてしまえばいいのだ。
同じじゃない、と言ってしまえ。
スイッチの場所は知っているから。
23: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/02/04(水) 17:02:30.85 ID:Cf4TFCOi0
「そんなこと……」
動けなかった。
嬉しくて。
あまりにも、愛おしすぎて。
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