過去ログ - 咲「京ちゃんの誕生日を祝いたい」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/02(月) 20:19:27.55 ID:zFzoT+qQ0
夫が仕事を終えて帰ってくると、
「モモ、ただいま」
玄関に上がる夫に対し、妻は自分のことをすべて投げ出して、
7:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/02(月) 20:19:57.50 ID:zFzoT+qQ0
夫は、妻が前々から欲しがっていた美しい櫛をプレゼントしたいと考えていました。
妻は、夫に何か素晴らしいものをプレゼントしようと、前々から爪に火をともす思いで貯金していました。
ですが、今の夫に櫛など買うお金の余裕は無かったのです。
8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/02(月) 20:20:27.56 ID:zFzoT+qQ0
一方、妻の方でもこの家のもう一つの宝を売ってお金を得ることを思いつきました。
もう一つの宝とは、自身が持つ両目まで垂れ掛かった二つの長い触覚のような前髪でした。
この前髪の美しいことと云えば、たとえどんな目立ちたがり屋のお嬢様でも、この二つの前髪が春風にそよぐ姿を見れば、
9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/02(月) 20:26:38.53 ID:zFzoT+qQ0
たんまりお金を得た妻は、次に夫に何か良いものは無いかと色色な店を廻って捜しました。
夫は麻雀が好きだったので、何か麻雀に関係する物が良いと考え麻雀関連の店を捜します。
すると、ふと立ち寄った質屋で、それはそれは素晴らしい純金のリーチ棒を見付けました。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/02(月) 20:28:31.53 ID:zFzoT+qQ0
それもその筈、夫が用意したプレゼントは妻の前髪にとても関係があるものだったのです。
妻は、夫の様子がおかしいことにとても心配してどうしたのか尋ねました。
「先輩。どうしたっすか?もしかして私の前髪が無くなったのを気にしてるっすか?」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/02(月) 20:30:43.59 ID:zFzoT+qQ0
夫は礼を云って包みを開けると、それは自分が質屋に売った筈の純金のリーチ棒がありました。
「どうですか?先輩は麻雀が好きだから、喜んでもらえると思って買って来たっすよ♪」
「こ、これは……」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/02(月) 20:31:20.59 ID:zFzoT+qQ0
久「と、云う話よ。この話の教訓は、自分が我慢して相手のために尽くしても無駄に終わると云うことよ」
優希「なるほど…昔の人はなかなか目の付け所がシャープだじぇ」
和(オー・ヘンリーの『賢者の贈り物』ですね……本当はお互い相手を思いやった贈り物をした二人を讃える言葉で締めるのですけどね)
13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/02(月) 20:32:24.87 ID:zFzoT+qQ0
和「流石に70円では心もとないですよね…」
優希「うまい棒でも買ってあげれば良いんじゃないか?」
和「流石にそれは酷いですよ優希」
14:名無しNIPPER[sage]
2015/02/02(月) 20:35:58.83 ID:3cgjXAc3O
ジ
ハ
15:名無しNIPPER[sage]
2015/02/02(月) 21:04:20.03 ID:WvJ6xjY1o
のどっちがちょっとふざけて抱きついてあげるだけで満足すると思うの
あ、咲さんとかタコスはいいです
16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/02(月) 21:14:52.56 ID:zFzoT+qQ0
和「それにみんなでバイトすればより良いプレゼントも買えますし、あとは染谷先輩さえよければ…」
まこ「わしは構わんどころか大歓迎じゃ。咲はもちろんのこと和や優希が居てくれればそれだけで集客率は大幅アップじゃ」
久「まこ、私は?」
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