36: ◆FYW.3i5lks[saga]
2015/02/10(火) 00:06:16.84 ID:e1/ycGZr0
まこ「……ん? ……京太郎、ちょっとええか?」
京太郎「へ? またっすか?」
久『ねね、須賀くんさ……ここだけの話、優希とはどうなの?』
京太郎「はぁ!?」
久『なんもないってことはないでしょ? あ、何かあるのは今日これから?』
京太郎「…………」
電話の先でニヤつく竹井先輩の顔が容易に浮かぶ。 人をからかうのが楽しくて仕方がないってタイプだから……あ、嫁田に似てんのか。 今になって気づいたわ
久『ケチケチしないでさー教えてくれたっていいじゃないのよー』
京太郎「……別に、なんもないっすけど。 知ってるでしょう?」
久『ふたりがちょっといい感じなのは知ってるけどー?』
京太郎「……そうですね、いい友達ですよ。 染谷先輩どうぞ」
久『あ、ちょっと……』
まだなにやら言ってるようだけど、これ以上構うのも面倒だ。 竹井先輩の取り扱いは染谷先輩に任せるに限る
……優希は友達だ。 余計なお節介は、受けたくない
まこ「すまんのう、京太郎」
京太郎「いえ、染谷先輩が謝ることじゃないですよ」
まこ「ほうか?……京太郎も、あまり難しく考えんでな」
京太郎「……なんのことですか?」
まこ「さあのう? なんか考え事しとるようじゃったから……行き詰まってるなら余計なことは脇に避けて、少し素直に考えてみた方がええと思うよ」
京太郎「……俺、余計なこと考えてますかね?」
まこ「それはあんたが考えんと。 わしにはわからんからのう……話、聞こうか?」
京太郎「……今は大丈夫です。 なんかあったら頼りにさせてもらいます」
まこ「ん、いつでも待っとるよ」
優希「おーい! 京太郎、行くじぇー!」
京太郎「ちょ、待てって! 走って自転車追うのはキツい……すみません! それじゃああとで行きますんで!」
まこ「はいよ、気ぃつけてね」
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