過去ログ - 〜やはり私に青春ラブコメなんて必要ない〜
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90: ◆8c/Sw4f94s[saga]
2015/04/20(月) 22:46:24.82 ID:dphQxb1b0

「それじゃあ後はお若い二人に任せてー」なんて、お見合いの付き添いみたいな捨て台詞で出て行く合法ロリ。こんどケーちゃんって呼んでやる!
再び静寂に包まれる室内。「えーっと、とりあえず座ったら?」と苦笑しながら言う青葉君、彼も突然のことに戸惑いを隠せないようだ。とりあえずは彼の言うように元いた椅子に座る。なんか面倒なことになってしまった。

っていうかなにこの急なラブコメ展開、まったく望んでない上に早く帰りたいんだけど。
放課後の教室、夕暮れ時に男の子と二人きり、どこか既視感を覚えるこの空間、不意に蘇るのは中学二年の秋のこと。

話があると手紙で呼び出された。
行かないという選択肢もあったのだがあとあと面倒なことにもなりかねないので、面倒だと思いながらも窓際で一人その人を待つ。
やがて開かれた扉から入ってきたのは、話したこともない同じクラスの生徒。その人の告白がすごく印象的だったのを覚えている。

『お、おふぅwwwwwwひ、比企谷氏wwwwwwwwwwwwせ、拙者とwwwwwwwwwwwwお、お付き合いしませんかな??wwwwwwwwこ、こぽ』
そっと記憶のアルバムを閉じて引き出しの奥底に仕舞う。
キャラが香ばしい!なんなの?何でそんな告白でいけると思ったの?ぜんっぜん甘酸っぱくないしむしろ酸味が強すぎてむせ返りそう!

しかし、そんな中身の人が告白をしてきたのはわけがあったらしい。
どうやら日直のとき、私がノートを運ぶのを手伝い、それから好きになったと言っていた。
知らんがな。



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