1: ◆xXuQlCDZQEOV[saga]
2015/02/03(火) 00:48:15.13 ID:ZwuzzVU50
5レス位のショートストーリーです。
あと死後ネタなので嫌いな人は戻るをクリックすることを推奨します。
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2: ◆xXuQlCDZQEOV[saga]
2015/02/03(火) 00:49:10.09 ID:ZwuzzVU50
穂乃果は死んだ。
もう葬式も終わって身体がなくなってしまったけれど、霊体のまま色々活動していた。
ただ、私への認識はないようで、誰一人として穂乃果の姿を見ることはない。
3: ◆xXuQlCDZQEOV[saga]
2015/02/03(火) 00:50:52.87 ID:ZwuzzVU50
穂乃果が死後に手に入れたテレフォンカード。
このテレフォンカードの残数だけ、 生きている者達との会話を交わすことができるという。
最初は、好きだった親友達に今でも相手の好きな所や好きであるその気持ちを伝えた。
穂乃果の身体は火葬されて存在しない。お互いの関係で今後のことを考える必要性もない。
4: ◆xXuQlCDZQEOV[saga]
2015/02/03(火) 01:08:52.47 ID:ZwuzzVU50
凛は明るく答えてくれた。花陽も声が裏返り詰まりながらも笑いながら送ってくれた。
絵里も最初はおばけと怖がったがしっかりとしていたし、
希も茶化しながらシワクチャおばあちゃんになったら天国に会いに行くよって言ってくれた。
穂乃果が予想外だったのは真姫とにこであった。
5: ◆xXuQlCDZQEOV[saga]
2015/02/03(火) 01:13:40.20 ID:ZwuzzVU50
次に、身近にいた海未、ことりと話し、私は私としてあなたの人生の中に生きていたかを問うた。
学校の友達にも健康に気をつけて、と伝えるように言った。
生前よりも死後では、より気楽に会話することが出来た。
生きることの責任から解放された時、人は本当の自由になれるのだと思った。
6: ◆xXuQlCDZQEOV[saga]
2015/02/03(火) 01:17:02.10 ID:ZwuzzVU50
この時点でカード残量は20ない程度。
段々とテレフォンカードは、無計画に使ってよい範疇を超え、どれだけ相手に伝えられるか、
考えながら少しずつ会話をしなくてはならなくなった。出来るだけ要件を明確に伝えるために。
最初のような軽い感じは微塵もなく、一言一句を伝えることで精一杯だった。
7: ◆xXuQlCDZQEOV[saga]
2015/02/03(火) 01:17:56.77 ID:ZwuzzVU50
穂乃果「もしもし」
ホノパパ「……。」
穂乃果「お父さん。もう身体無いけど、色んな人と話ししてきたよ。だから、もう逝こうと思うの。」
8: ◆xXuQlCDZQEOV[saga]
2015/02/03(火) 01:21:20.11 ID:ZwuzzVU50
ピーピーピー。
カードが全てパンチされ、排出されたとき。思わず眼をつむり、深く溜息をついた。
いよいよいって、私は死んだのだな、と痛感すると同時に、
9: ◆xXuQlCDZQEOV[sage]
2015/02/03(火) 01:23:12.72 ID:ZwuzzVU50
以上で終わりです。
ふと思いついた内容を忘れないうちに書こうとして書いてみました。
一人でも楽しんでいただけたなら幸いに思います。
10:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 01:38:11.28 ID:V457RAlBo
おつ
個人的に何で死んだのか知りたかった
11:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 02:23:10.84 ID:nvrRnyzsO
おつ
12:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 02:26:45.37 ID:GbRXFkXUo
饅頭を喉に詰まらせて死んだよ ほのパパは複雑だったのです
13:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 02:50:35.43 ID:FprDIz9go
PSYRENとのクロススレかと
14:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 04:40:25.86 ID:S4/Mnbg40
乙
15:名無しNIPPER[sage]
2015/02/04(水) 22:09:59.01 ID:r1BMZh2uo
淡々としてるのになんか良い
乙
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