過去ログ - 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 22】
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144: ◆3ZxXgUosIQ[saga]
2015/02/04(水) 03:42:56.75 ID:iBcTrtOT0

　――オマケ・獅子は我が子を、暴君は弟を――

　――ハワード・３歳

アルマ「ハワード、この俺の肩に乗るのは貴様が初めてだ。この景色をその目へ焼きつけておけ」

はわーど「…すすめあるま」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

アルマ「…俺のことは兄さんと呼べ。それに…俺に指図をしているのか？　この俺の頭を叩くとは生意気な…」

はわーど「すすめ、にーさん！」ｹﾞｼｹﾞｼ

アルマ「…ふんっ」ｻﾞｯ

アルマ「ハワードよ」

はわーど「…」ｷｮﾛｷｮﾛ

アルマ「これが、この俺の歩みだ。見ろ、何もかもが小さく見えるはずだ」

アルマ「いずれ俺は、ロックフェラーを継ぐ。だが、ただ継いだところで面白くはない」

アルマ「この俺が圧倒的なチカラをもって蹂躙し尽くし、あらゆる障壁を粉砕した上で君臨をすることで覇道を唱えるのだ」

アルマ「お前にはその覇道の礎にでもさせてやる。よく牙を研ぎ、その瞳にギラつく光を灯せるようになれ」

アルマ「お前なら、俺の敵になることができる。俺はそう、お前に感じ取っているんだ――」

　――ハワード・６歳

はわーど「アルマ」

アルマ「…どうした、ハワード」

はわーど「…おれは…おちこぼれなのか…？　ファミリーのやつがいってた」

アルマ「ああ、そうだ。お前は落ちこぼれだ。俺ほどの武もなく、バスタほどの知性もなく、レインほどのセンスもない」

はわーど「…っ」ﾑｽｩｯ

アルマ「どうした、ハワード。これは事実だ。お前は弱い」

はわーど「よわくなんかないっ…！」ﾌﾞﾝｯ

　ｶﾞｼｯ
　ﾊﾞﾝｯ

はわーど「っ…！」ｸﾞｸﾞｯ

アルマ「兄に殴りかかるか…。いいだろう。身の程というのをわきまえろ、ハワード！」

　ﾄﾞｶﾞｯ

はわーど「〜っ…！」ﾄﾞｻｯ

はわーど「っ…っく…ｸﾞｽｯ…うっ…」ｼﾞﾜｧ

アルマ「その程度か？」

アルマ「悔しければ歯向かえ、容赦をせずに食らいつけ」

アルマ「泣いて癇癪を起こして発散をするか？　それでもお前は弱いままだぞ、ハワード！」

はわーど「うあああああっ！」ﾌﾞﾝｯ

アルマ「どうあがいたところで、この俺に今の貴様が敵うはずはないがな」

　ﾄﾞｺﾞｫｫｯ

はわーど「っ…ふっ…ｸﾞｽｯ…アル、マぁ…」ｷﾞﾛｯ

アルマ「そうだ、その目を忘れるな。ハワード、いつかその目で、俺を殺しにかかってこい。楽しみにしていやるぞ？」ﾆﾔｧ


　アルマ・ロックフェラー。ロックフェラーの暴君と呼ばれた長兄。
　ロックフェラー・ファミリーにおいて、ハワードを唯一、敵として最期まで見定めていた、大きな大きなお兄様でしたとさ。




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