230: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/21(土) 17:54:37.94 ID:f80Nx/880
日向「ほら、自分の服の下の方……見てみろよ」
言われた通り、下の方に目を落とすと……小さな点々がいっぱいついてる……うわ、汚い。しかもこれって……
西園寺「……血じゃん」
231: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/21(土) 17:56:52.70 ID:f80Nx/880
日向「うーん……なあ、西園寺」
西園寺「何？ どうしたの？ くだらない事だったらぶっ飛ばすよ」
日向「いやいや、あのさ……倉庫で凶器を回収した時……」
232: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/21(土) 17:57:34.56 ID:f80Nx/880
日向「それとさ、俺と一緒に捜査しないか？」
西園寺「はぁ？ こーんな小さくて可愛い女の子が好きなロリぺドなの？」
日向「……いや、そういうわけじゃない。複数人で状況を交換し合った方が、お互いにやりやすいだろ？ 簡単に証人を立てれるっていうのは、実は意外と凄い事だからな」
233: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/21(土) 17:59:34.74 ID:f80Nx/880
西園寺「ふーん……そっか」
澪田「あ、そうだ……停電中の事、唯吹分かるよって言ったら、知りたいっすか？」
日向「ああ、もちろん」
234: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/21(土) 18:00:46.67 ID:f80Nx/880
小泉「うわっ、停電だよ！」
日向「さっきまで明るかったんだけどな……？」
澪田「真っ暗っすよー！ もうお先真っ暗だよー！！」
235: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/21(土) 18:01:19.21 ID:f80Nx/880
澪田「これが、停電の状態完全網羅っすね！」
西園寺「顔やスタイル性格育ちはともかく、耳だけはいいんだねー」
澪田「ぐはっ、正論のナイフでめったざしっすね！！」
236: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/21(土) 18:02:07.71 ID:f80Nx/880
……あと、この大広間でやらなきゃいけないのは……。死体……か。
日向「……できるか？」
西園寺「……わ、分かんない……うぷっ」
237: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/21(土) 18:02:44.35 ID:f80Nx/880
《きたねぇ……》 《低能の分際で、私にたてつこうっての？》
《死ぬまでアンタは踊ってればいいのよ……》 《大丈夫だ、何とかする》
《もう、来ないから》 「……え？」
238: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/21(土) 18:03:21.47 ID:f80Nx/880
「……じ？ ……おい、西園寺？」
西園寺「……っ！」
日向「大丈夫か？ 俺がついてる……正直俺も怖いけど、でもやるぞ……！」
239: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/21(土) 18:04:42.24 ID:f80Nx/880
日向「………………もう、大丈夫だろう」
……ダメ。なんか泣きそうになってきたけど、皆の前だからこらえないと……。
日向「……俺はロケットパンチマーケットに行ってくる。残された時間も少ないからな。西園寺は旧館の捜査をお願いしたい。頼めるか？」
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