473: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/03/15(日) 19:40:54.31 ID:yFE5XYya0
「……それは違うぞ」
「守ろうとしてるとしたら、誰なんだろう? ふふっ、ゴミみたいなボクには、そこは想像つかないや」
「これ以上お前の話を聞いてると、こっちの根っこまで腐っちまいそうだな……行くぞ」
474: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/03/15(日) 19:42:08.43 ID:yFE5XYya0
475: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/03/15(日) 19:42:37.06 ID:yFE5XYya0
……………………どれだけ、長い時間が経ったかな?
あれから、深い深い眠りについた気がする。
目を覚ましたら、そこはいつもの布団で、懐かしい匂いがして……いつものように……お客さんに舞を踊って終わる、退屈な毎日。
476: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/03/15(日) 19:43:55.50 ID:yFE5XYya0
西園寺「え……? 嘘、3時間しか寝てないの?」
普段のわたしなら、もう一眠りしようかな、と思う時間……でも、体はそれを許さなかった。
(弐大「安心せい、西園寺。ただ、ちょっとお前さんのやったことも悪かったのう。漢らしく、とお前さんを責めるつもりはないが、もう少し何とかできなかった物か、少し考えてみてはくれんか?」 )
477: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/03/15(日) 19:44:46.85 ID:yFE5XYya0
これが、人を裁くって事なんだ
人を騙し合って、憎み合って、信じたくても、信じられなくて、裏切られて、傷ついて……
でも、自分が助かるためには……殺らなくちゃいけなくて……。
478: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/03/15(日) 19:45:19.89 ID:yFE5XYya0
(日向「それで罪木、ゆっくりでいいから、話してみてくれないか?」)
(日向「大丈夫か? 俺がついてる……正直俺も怖いけど、でもやるぞ……!」 )
……アイツのあの言葉も、嘘だったの?
479: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/03/15(日) 19:46:09.60 ID:yFE5XYya0
西園寺「……?」
こんな時に誰だよ……そう思いながらも、扉を開けてやる。すると……
九頭龍「……よ、よぉ」
480: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/03/15(日) 19:47:15.07 ID:yFE5XYya0
九頭龍「……すまねぇな」
そういうと、九頭龍はややうつむき気味に、わたしの部屋に入ってきた。
西園寺「あ、靴下脱いで」
481: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/03/15(日) 19:47:45.14 ID:yFE5XYya0
西園寺「どういう風の吹き回し?」
九頭龍「ああ?」
西園寺「あんなに馴れ合いは嫌だ馴れ合いは嫌だって言って、パーティーの参加まで断ってたようなお前が、なんでわざわざわたしの所に来てるの?」
482: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/03/15(日) 19:48:16.69 ID:yFE5XYya0
西園寺「はい、この前の緑茶の分」
九頭龍「あ、ああ……」
そう言うと、わたしと顔を合わせることは無く、彼は言った。
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