964: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/04/08(水) 21:03:21.44 ID:w5eboude0
…………着付けは、簡単な物だったら一人でできるようになった。
でも、「もう罪木の教えはいらないよ」って、何か言えなくて……わたしは……
西園寺「あー、やっぱりまだうまくできない……かも」
965: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/04/08(水) 21:03:55.35 ID:w5eboude0
罪木「えぇ!? あ、蟻!? ど、どこ? どこですか!? あまり虫は得意じゃなくて……ええと、そのぉ……ひゃあああああああ!」
西園寺「そ、そうじゃなくて……」
……ああ、もういいや。
966: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/04/08(水) 21:05:22.85 ID:w5eboude0
……ここまで考えて、また、わたし自身が少しずつ変わろうとしていっていることに気付いて……少し照れ臭くて……。
西園寺「嘘に決まってんだろうが! ありなんて最初からついてねーよ!」
罪木「ふぇ!? ご、ごめんなさぁい!」
967: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/04/08(水) 21:06:14.89 ID:w5eboude0
14日目
―サイオンジノコテージ―
西園寺「……」
968: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/04/08(水) 21:06:41.81 ID:w5eboude0
辺古山「あぁ。もう何も問題ない。私は覚悟を決めたのだからな」
西園寺「覚悟を……って、どういう意味?」
辺古山「西園寺。お前は言ったな? 生きているうちは、ここにみんながいた事を覚えておこう、と」
969: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/04/08(水) 21:07:52.56 ID:w5eboude0
―ホテル レストラン―
……レストランにはすでに皆が集まっていた……けど……日向おにぃの姿はない。
そして、そんなレストランにまた一人、別の人物が入ってきた……。
970: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/04/08(水) 21:09:03.16 ID:w5eboude0
辺古山「これよりあげます言葉の後先……間違えましたら、ごめんなすって! 手前、姓は辺古山、名はペコと発します! 家業未熟の駆け出し者に仕えていた者にございます! 以後、面体お見知りおきの上、よろしくお頼み申し上げます!!」
花村「い、今のは何……?」
辺古山「私なりの挨拶だ……改めてな」
971: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/04/08(水) 21:09:33.60 ID:w5eboude0
(モノミ「むしろ、あなた達が辺古山さんを受け入れてあげるべきなんだと思いまちゅ。だから精一杯の笑顔で、あの子を迎えてあげてくだちゃい。きっとその時が来たら……辺古山さんからミナサンに歩み寄ってくれるはずでちゅ」)
辺古山おねぇは……自分からわたし達の所に……。
やっぱり……皆強いな……わたしは同じようにできたのかな?
972: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/04/08(水) 21:10:24.72 ID:w5eboude0
花村「お帰りなさい、辺古山さん!」
辺古山「え……あ、ああ……ただいま」
澪田「おや? ペコちゃん今笑ったっすね? かあいいなー!」
973: ◆wamIkMo7os[saga]
2015/04/08(水) 21:11:03.64 ID:w5eboude0
ソニア「ぺ、辺古山さん!」
辺古山「どうした?」
ソニア「わ、わたくしは……九頭龍さんに命を救われた身です……だから……ありがとうと伝えても、いいでしょうか?」
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