過去ログ - 咲「どうしようもない私に天使が舞い降りた」
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43: ◆N8W3qIdb7.[saga]
2015/02/09(月) 22:27:03.65 ID:tjHMsHoX0
淡「咲、宿題でも忘れたの?やけに早いけど」

咲「ごめん!ちょっと先に行かせて!」

淡達を残して、咲は人影のいなさそうな校庭の隅へと向かった。
早い所、天使を家に戻さなければいけない。
このまま付き纏われるなんて冗談じゃない。

咲「すぐに帰っ」

和「咲さんはすごいですね。ルールは知りませんが、麻雀の腕が他の人とはケタ違いなのはわかりました」

とにかく帰れと言う前に、天使の方が先に言いたいことを喋ってしまう。
馬鹿にしてる風じゃなくきらきらした目でスゴイです、なんて言われたら
流石の咲も気が削がれてしまう。

咲「・・・大したことじゃないよ、別に」

和「そうですか?でも咲さんの動きは特別綺麗に見えましたよ」

咲「それはどうも」

調子狂うなあ、と咲は指で頬を掻いた。
ここまで無邪気に言われると、さっきまで言おうと思っていた文句も言えなくなる。
だが和が次の言う言葉にまた気分が下降してしまう。

和「あの中で、咲さんが一番上手なんですか?」

咲「・・・・・・違うよ」

和「え?」

咲「私が一番なんじゃない・・・」


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