11: ◆J5Y.hD6Ol2[saga]
2015/02/05(木) 20:16:40.73 ID:BYiw7eL10
 観光当日 東京スカイツリー駅 
  
  
 洋榎「はぁ…改めて来て思ったけど東京人おりすぎやろ…」 
  
 洋榎「照からここで待ち合わせっていうの聞いたときは嬉しすぎて全然考えとらんかったけどなんつう人込みや」 
  
 洋榎「それにさっきから妙にカップル連れが多いしな、何やここは、観光するための場所やで!デートスポットちゃうんやで!」キリ 
  
 洋榎「にしても照…まだ来ぇへんなぁ もしかして『おめかし』でもしてるんやろか!?」ハハ 
  
 洋榎「…ないない 百歩譲って香水振ってくるとかやろ。ネイルとかメイクとかファッションとかあいつはそういう柄やないからなあ」 
  
 洋榎「香水振ってくるだけでも奇跡っちゅうもんか!あの照がおめかししよって時間食うなーんてことは…」 
  
 照「あっ おはよう洋榎」 
  
 洋榎「!」 
  
 照「?どうしたの?やけに顔が赤い」 
  
 洋榎「い、いや…自分ほんまに照かいな?」 
  
 照「?おかしな人、私は正真正銘の宮永照。今日は愛宕洋榎を東京観光させるために待ち合わせていた。」 
  
 洋榎「せ、せやんな?双子の姉妹とかそんなんやないもんな!?(ま、間違いあらへんあの尖った角の様な髪、表面は凄くにこやかでも化けの皮1枚剥がしたらその先はOKASHIで埋め尽くされる。こんな人間のDNAなんか2つあってたまるかいな!)」 
  
 洋榎「(そ、その照が…なんでそんなごっつおめかししとんねん!?」 
  
 照「どうしたの?洋榎。なんだかおかしい」 
  
 洋榎「(おかしいのはお前のその服装やて!何やその浅〇真〇ちゃんや安〇美〇ちゃんがスケートん時に着用しとるようなスカートに透け透けのピンクのカーディガン羽織うて!足見えてんで!太もも丸見えやないか!) 
  
 洋榎「(それにサンダルやてシンプルなデザインやけどより縦にスラっとしとるから普段より身長高ぅ見えるし。あ、あし!それネイルか!!お前いつからキャバ嬢になったんや!しかもほんのりええ香りもするし、香水も振っとるんか!?)」 
  
 照「洋榎?」 
  
 洋榎「(あかん、ひとまず落ち着かな。これはあくまでこの前助けた、言うたら『お礼』をしてくれてんねん。うちにそんなやましい気持ちとかあったらあかん。」 
  
 洋榎「(けど…よう見たら照ってめっちゃスタイルええやん。顔立ちも整っとるし、何より普段とのギャップの差があまりにも激しすぎや)」 
  
 照「」ブンブン洋榎の前で手を振る 
  
 洋榎「!な、なんや!?」ドキ 
  
 照「こっちのセリフ。さっきから呼びかけてるのに何も反応しない。これは洋榎が悪い。」 
  
 洋榎「お、おう!せやなぁすまんすまん!今日食うたから揚げがあまりにうますぎてな!それの事思い出してボーッとしとったねん!」 
  
 照「そう?それじゃまずは手始めにスカイツリーに行こう」ニコ 
  
 洋榎「うっ!」 
  
 照「?」ニコ 
  
 洋榎「(突然の朗らかなスマイルやめーや!ちょっと今日の照は犯罪級やで…これはあることないこと口が滑るかもしれんな…」 
  
 洋榎「そ、そやな」 
  
 洋榎「せ、せや、1つ言い忘れとったけど」 
  
 照「どうしたの?」ニコ 
  
 洋榎「きっ…今日の照…か、可愛ええな!」 
  
 照「!」ドキーン 
  
 洋榎「(ほら…そんな顔するから早速口がすべってもうた… 新幹線まではいかんでも特急位の速さで口が滑ってもうたやん」 
  
 照「そ…その…///」 
  
 洋榎「///」 
  
 照「ぁ…ありが…とぅ///」 
  
 洋榎「!」 
  
 洋榎「よ…よっしゃよっしゃ!はよスカイツリー見よで!!いつまでも駅前でだべっとっても観光にならへんわ!(あかん、ほんまに今日の照はあかん。うち変な気持ちになってまう)」 
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