23: ◆J5Y.hD6Ol2[saga]
2015/02/05(木) 20:27:32.06 ID:BYiw7eL10
洋榎「けど、やっぱり自分を偽ったまま生きていくって辛いやんか」
照「!」
洋榎「うちは照と出会うてその事がよう分かった。どれだけ気持ち押し隠そうとしても胸が苦しゅうて苦しゅうて張り裂けそうになっとった」
洋榎「せやから、うちは逃げも隠れもせずに自分の気持ちを『本当の自分を』伝えるで」
洋榎「うちは、愛宕洋榎は!宮永照の事が大好きや!愛してる!うちと付き合うてください!」
照「…………………」
照母「(甘えた気持ち』なんていうものは今のうちに捨ててしまいなさい!)」
菫「(ただ…もう答えは出てると思うがな?)」
(間違えても『甘え』なんていう醜いものを晒してはいけない)
私…は
洋榎「(目の前に困ってる人がおってその人を助ける。その行為に恨みとか敵とかそんな感情はいらんねん。それだけの話や)」
洋榎「(何やー、素直に『うちに惚れましたー』言うたらええやんー?)」
洋榎「な?簡単やったやろ?困ってる人を見付けたら助ける。助けられたら『ありがとう』、これだけでぜーんぶ上手くいくように世の中できてんで)!
あなたの…ことが
照「…か」
洋榎「え?」
照「ばか…本当にばかだよ、洋榎は」
洋榎「なっ!?」
照「こんな面倒な女に…面と向かって告白するなんて…本当に、ばか」
洋榎「好いてもうたもんはしゃーあないやん!もう伝えるしかあらへん」
照「私も、苦しかった」
洋榎「!」
照「昔、母親にずっと怒られていた。他人に自分の事を分かってもらえる『甘え』という感情を持っているとますます母親を怒らせていた」
照「だから私はあの日以来、その感情をお菓子以外に見せようとはしなくなった。見せてしまえばまたどこかで母を怒らせて痛い、辛い思いをすることになるから。」
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