過去ログ - 勇者「君じゃ主人公は務まらない」
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207: ◆4S1Ttn1X06[saga]
2015/02/25(水) 23:19:57.37 ID:qdKcQbMc0


姫「……掃除というものは、いいですね」

A「お前まで、一体どうしたんだ?」

姫「いえ、別に。ただ、みんなで何かをするというのは、楽しいです」ゴシゴシ

A「……慣れてくれば、ただ怠いだけださ」

姫「そうですか?慣れとは恐ろしいものですね」

A「あぁ。掃除にしろ、何にしろ、慣れてくれば、歯止めもいい加減になるからな」ゴシゴシ

姫「あら、今度はちゃんと手が動いてますね」

A「当たり前だ」

幼女「大体終わったよ」チャプ

A「俺がバケツの水を捨ててこよう」

王女「では、私は掃除用具を返してきます。幼女、一緒に来てくれますか?」

幼女「はい!」

A「さて」

A「………」ザー

少女「……あれ、もう終わったの?」テクテク

A「……あぁ、終わったさ。布団は貸してくれるのか?」

少女「さすがに床に直接寝ろとは言わない……。長老に言えばきっと貸してくれる。すぐ隣が家だから」

A「はいはい。あのやたらとデカそうな家だろ」

少女「そうよ」

A「何から何まで悪いな」

少女「そう思うなら出て行ってちょうだい」

A「身体を休ませてほしいんだ。少しの間だけ、許してくれよ」

少女「……長老からの許可は出ているけど、他のみんなも納得しているだなんて、思わない方がいい」

少女「人間に敵意を持っているのは、僕だけじゃないんだ」

A「……こっちから何かをする気もないし、すぐに出ていくさ」

少女「何もないことを祈っている」タッタッタ

A「……」


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