過去ログ - 勇者「君じゃ主人公は務まらない」
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241: ◆4S1Ttn1X06[saga sage]
2015/03/07(土) 21:55:51.16 ID:0Z4uau1h0
魔王城



姫「一人一部屋とは、随分と優遇されていますね」

魔王「多少違和感はあっても、それは文化の違いのようなものだから、気にしないでいてね」

姫「いえ、見たところは大丈夫でした。むしろ、何故これほど上質な部屋を貸してもらえるのでしょう」

魔王「それは彼に対する期待の表れよ」

姫「私やあの子にまで別々な部屋を与えるのも、Aに対する期待からですか」

魔王「ええ、そうよ。なるべくなら、彼には安心して出向いてもらいたいからね」

姫「……なるほど」

姫「(一人にさせた方が私たちを御しやすいということかしら)」

魔王「Aも幼女ちゃんも今は部屋で休息を取っているはずよ。貴方も、部屋に戻ったらいかが?」

姫「いえ、そこまで疲れているというわけではありませんから。もう少しこの城を見て回りたいと思います」



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